15/07/12 05:58:11.24 .net
最近、韓国では「女性嫌悪」が社会的イシューになっている。ネット上をはじめ学校や職場などでも女性に対する侮辱行為や言葉をよく耳にする。そのレベルは、とても女性大統領が牽引する国とは思えないほどだ。
ネット上では昔から女性を卑下する言葉が次々と作られてきたが、最近頻繁に使わるのが“キムチ女”である。
もともとは「デート費用はすべて男性が負担して当たり前」と考える図々しい女性を指す俗語だったが、ネット上ではいつの間にか韓国女性全般を指す言葉として使われている。
ちなみに日本女性は“寿司女”というが、「非常識なキムチ女と違って、寿司女の振る舞いは素晴らしい」という褒め言葉として使われているらしい。
どちらにせよ、あまりよい響きではないと思うのだが、13万人が「いいね!」を押しているFacebookの「キムチ女(URLリンク(www.facebook.com))」
コミュニティページのあらゆる女性卑下コンテンツを見ても、韓国に広まっているミソジニー(女嫌い)が結構深刻な状態であることがわかる。
少し前にも、ある男性お笑い芸人がポッドキャスト番組で「女は頭が悪いから男にはかなわない」「処女じゃない女には怒りを抑えられない」などの侮辱発言を口走った過去が明かされ、大きな話題になった。
彼の発言に最も憤慨したのは、ネットの女性限定コミュニティ「女性時代」の会員たち。女性関連のニュースに敏感に反応し、世論を主導する韓国最大の女性コミュニティだけあって、
彼に対し「女性嫌悪勢力だ」「謝罪しろ」など、芸能活動を自粛せざるを得ないほどの非難を浴びせた。
韓国には、日本の2ちゃんねるに例えられる「イルべ(日刊ベスト)」という巨大掲示板をはじめ、数多くの掲示板が存在する。
お笑い芸人の女性卑下発言騒ぎをきっかけに、「女性時代」はまさに彼らの公衆の敵となり、いくつものネットバトルも繰り広げられた。
例えば「女性時代」の一部の会員たちが、非公開掲示板で日本のBL漫画や小説、美少年たちのゲイ動画などを違法配信していたことが暴露された。
表では道徳的な正義感を振りかざしていたのに、陰で成人コンテンツを楽しんでいる彼女たちの二重性に、ネチズンの多くは激しい嫌悪感を示すことに。
ネット上のミソジニストたちはその勢いに乗って一致団結して彼女たちを罵倒した挙げ句、伊藤潤二のホラー漫画のセリフを変えたパロディーを配信。彼女たちを最狂集団に仕立て上げるという“男女対戦”状況を作ったのである。
こうした女性嫌悪はネットを超え、現実世界にも表れている。最も影響を受けているのは、ネットに触れる機会の多い学生たち。
最近の高校では、男子生徒が同じクラスの女子生徒に対して
「女のくせに」
「女は3日に一度、ぶん殴らないと」
「お前、ヤリまくってるだろ」
といったセクハラや侮辱発言を、なんの罪悪感もなく口にするのが普通だというのだから、彼らの未来が心配になってくる。
いくら儒教の国とはいえ、今は21世紀。いまだに女性は無知で、非合理的な考えを持っているという偏見のある韓国社会は、果たして大丈夫なのだろうか?
そんな男性たちに見切りをつけ、近いうちに“おひとりさま”ブームが到来するのは間違いないだろう。
(文=李ハナ)
URLリンク(www.cyzo.com)