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韓国メディア・ＳＢＳは６日、２０１６年にユネスコの世界無形文化遺産への登録を
目指す韓国の海女（ヘニョ）が、日本の海女（あま）と激しい韓日戦を展開していると伝えた。
ＳＢＳは、済州島の「ヘニョ」について「『あま』とは比較することもできないほど優れた固有文化を持っている」
「優秀性が世界の注目を浴びている」などと紹介。「１０年前からユネスコ登録の準備をしてきた」と強調した。
日本については、「韓国より遅れて（世界遺産登録に）乗り出したが、政府と８県が団結して総力戦を繰り広げ、
『あまの起源は済州のヘニョ』と認めていた日本の学者も突然立場を撤回、
外交チャンネルまで動員して、数年の間に形勢を逆転させた」と紹介した。
また、日本が世界遺産登録を考えるきっかけは、２００７年に韓国が済州ヘニョとの共同申請を持ち掛けたことだったと紹介。
その後、日本の猛追を受けた韓国側は、「あま」に先を越される危機感から慌てて公聴会を実施するなどして今年３月に登録申請を行ったという。
登録は２０１６年後半に決定される。ＳＢＳは韓国側の対応を「一貫性がない」などと批判している。
一方、「ヘニョ」と「あま」の現状については、対照的な姿を伝えている。
人数は済州ヘニョが４４１５人、日本のあまが２１７４人とヘニョの方が多いが、
自らの仕事については済州ヘニョが「娘がヘニョの仕事をするとしたら、私は止める」
「ヘニョとして生きているが、一度もやりがいを感じたことがない」などと語るのに対し、
日本のあまは「誇りを感じる」「素晴らしい仕事」とコメントしていると伝えた。
さらに、日本では「３代あまの家」が誕生したり、都会の会社員があまになるために故郷に戻っている例があることを紹介し、
「何がヘニョを海から遠ざけ、何があまを海に呼ぶのだろうか」と疑問を投げかけている。
これに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。
「韓国では司法試験を受けないとえらい人にはなれないし、国会議員も弁護士や検事出身が喜ばれる。こんな時代に誰が海女になるという？」
「日本では海女さんが匠のように扱われているし、稼ぎも韓国よりいい。そういう理由で韓国から日本に移る海女さんもいるなんて、悲しい」
「韓国と日本が一緒にユネスコに登録すればいい。日本と一緒にはやれないとか、そんな意地ははらないでもらいたい」
「済州島の海女さんと日本の海女さん。やっていることは同じだが、待遇と制度的支援が違いすぎる」
「日本では『あまちゃん』というドラマで地域活性化にまで辿りつけた。コンテンツ制作においては日本にかなわない」
「韓国の海女さんは、つらいだけなのに、日本では高所得に自慢できる仕事なのか。驚いた」
「海女は韓国が元祖。だが、待遇においては日本の方がいい」
「テレビに出ていた海女さんを目指す日本人の大学生が可愛かった」
「済州島の海女さんが、ユネスコに必ず登録されてほしい。また海女文化に対する韓国人の意識の成長も必要」
「本当に大変な仕事をしている海女さん、リスペクトする。頑張ってください」
「世の中には私の知らないことが多い。海女さんの仕事は本当に重要なのに、忘れられている」
「日本にユネスコ共同登録を持ちかけた済州島の当時の担当者が許せない。日本は韓国の提案を無視して、自分たちだけで登録しようとしている」
「日本との共同登録はしたくない」
「文化において韓日が敵対関係にあるのは、よくない。伝統的な文化は両国が一緒に守っていけばいい」
「海女の元祖は韓国。日本が先に世界遺産として認められたら、本当に残念」
（編集 ＭＪ）
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