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アジア全体の繁栄に貢献を
■韓国との関わりは。
神戸市長田区出身で、在日コリアンの同級生がたくさんいた。確かに差別もあったが、
友達としてよく一緒に遊んだ。私の父親は鉄工所を営んでいたが、同業者に在日コリアン
も多く、なぜ彼らがここにいるのか関心を持つようになった。
■近年の日韓関係をどうみる。
歴史認識や領土問題など国同士の対立に、市民も影響を受けているのが残念。
特に日本では、若者にヘイトスピーチ(憎悪表現)をする人が目立つ。韓国の若者には、
主張は譲らないものの行動は紳士的な人が多いように思えるが。
■両国の市民はどう付き合っていくべきか。
意見の違いは、互いを構成する多くの中の一つにすぎない。私たちが普段、夫婦でも
親友でも、違いの存在を認めつつ暮らしているのと同じ。両国の市民がもっと出会い、
無理のない範囲で仲良くすればいい。疑問点は聞けばいいし、もし心ならずも傷つけて
しまったら謝ればいい。互いに気を使い過ぎだと思う。
■日韓友好神戸市会議員連盟として何ができる。
神戸市と姉妹都市提携を結ぶ仁川(インチョン)広域市、親善協力都市の大邱(テグ)
広域市を中心に、現地の人たちと交流を進めている。少子化や港湾の衰退、医療産業
都市の活性化など神戸と共通する課題も多い。市会議員同士で議論を深め、それぞれ
のまちづくりに役立てたい。
神戸では、在日コリアンが両国の橋渡しの役割を担っている。これまで韓国の歌を披露
するコンテスト、日韓関係を考えるシンポジウムなどの開催に協力してきたが、日本人と
触れ合える機会を増やしたい。市議会全体としてもヘイトスピーチに反対し、人種差別
を許さない法制定を国に求める意見書を提出した。
■50年先の理想の日韓関係は。
アジア全体として、もっと繁栄できるはずだ。欧州連合(EU)のように経済統合できる部分
はあるだろうし、資源の共有化もできないか。そのためにも隣り合う日韓の協力は重要。
けんかしている場合ではない。(聞き手・石崎勝伸)
▽よしだ・けんじ 1955年生まれ。大阪大法学部を卒業後、松下政経塾の1期生に。
91年、公明党から神戸市議に初当選。議長などを経て、現在7期目。神戸市西区在住。
ソース:神戸新聞 2015/6/23 13:10
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
日韓友好神戸市会議員連盟会長 吉田謙治さん
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