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韓国専門家が解説、「MERS予防にキムチやワセリンは科学的根拠なし」
FOCUS-ASIA.COM 6月17日 20時7分配信
中東呼吸器症候群(MERS)の感染が拡大する韓国で、国民の間に不安が広がり、MERSやその予防に関するさまざまな情報が広がっている。MERSとはどんな病気なのか?
また、巷で伝わる情報は正しいのか?韓国医学研究所・感染内科の申尚医師が中国・新華国際の取材に答え、解説した。新華網が17日伝えた。
申医師はまず、MERSがMERSコロナウイルスが引き起こす呼吸器疾患で、2012年に初めてサウジアラビアで確認されたこと、
コウモリやラクダを介して人に感染するとみられること、また、今のところワクチンや治療薬がないことを説明した。
さらに、接触感染や飛沫感染で広がり、一般に患者の半径1~2メートル以内にいる“密接な接触”で感染する可能性があると指摘。
症状では発熱やせき、呼吸の乱れなどが生じ、肺炎を引き起こすが、対症療法によって患者の免疫力が回復すれば大部分の人は治癒すると話した。
韓国ではMERS予防の方法として、「キムチをたくさん食べる」「ワセリンを鼻の中に塗る」といった方法が有効だとの情報が流れているが、申医師は「科学的な根拠はまったくない。むやみに信じないことだ」と指摘。
「鼻の中にワセリンを塗る方法は空気を吸い込む際にフィルターとなる鼻毛の機能を低下させる恐れがある」と話し、「予防に最も有効なのはよく手を洗い、必要な場合にはマスクを着用することだ」と注意を促した。
(編集翻訳 恩田有紀)
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