【米中】「自分の対中認識は間違っていた」 中国分析のベテラン・米ハドソン研究所中国戦略センターのピルズベリー所長が告白[6/12]at NEWS4PLUS
【米中】「自分の対中認識は間違っていた」 中国分析のベテラン・米ハドソン研究所中国戦略センターのピルズベリー所長が告白[6/12] - 暇つぶし2ch1:ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/
15/06/13 06:13:40.10 .net
 世界潮流を読む 岡崎研究所論評集
 米ハドソン研究所中国戦略センターのピルズベリー所長が、今年2月発刊の著書“The Hundred-Year Marathon ?
China’s Secret Strategy to Replace America as the Global Superpower”において、中国は、2049年までに
米国に代わって世界の支配国になることを目指している、と述べています。
 すなわち、米国は、中国を支援し続けていけば、中国が民主的で平和な国家になり、地域や世界を支配しようなどと
考えないだろうと想定していたが、完全な誤りであった。我々は、中国内の強硬派の力を過小評価していた。強硬派は、
中国建国100年の2049年までに経済、軍事、政治のすべての面で世界のリーダーになるとの計画(100年のマラソン)を有し、
毛沢東に始まる歴代の政治指導者に助言することで、建国当初からそれを実施に移していたのだ。強硬派は、300年前の
中国、すなわち世界のGDPの3分の1を占める中国を復活させたいのだ。中国の強硬派は、天安門事件以降特に力を強めた。
 2012年以降、中国人は、「中国主導の世界秩序」をおおっぴらに議論し、「中華民族の再興」とともに同秩序が訪れると
信じている。最近になって、中国人は、私及び米国政府を最初(1969年)から騙していたと実際に語った。これは、
米国政府史上最大のインテリジェンスの失敗である。
 中国は、最初から米国を「帝国主義者である敵」と認識し、米国を対ソ連カードとして用い、米国の科学技術を吸収、
窃取するつもりだったが、米国の中国専門家はこれに気づかなかった。中国政府は公式に多極化世界の実現を主張しているが、
実際には、それは、最終的に中国が唯一の指導国となる世界に至る途中段階に過ぎない。米国は中国に多大の支援と
協力をしてきたにもかかわらず、中国の指導者は、150年以上にわたり米国が中国を支配しようとしてきたと考えており、
彼らは中国が米国を逆に支配するためにあらゆることを行うつもりである。彼らにとって世界はゼロ・サムである。
 このような意図を有していたにもかかわらず、中国は、欺瞞、宣伝、スパイ等を用いて、中国が後進国で、軍事的に不活発で、
弱い支援対象国であるとの誤ったイメージを西側諸国の関係者に与え続けた。中国はまた、西側諸国内の中国専門家を
モニターし、様々な手段で操作してきた。
 中国は、「暗殺者の棍棒」と言われる非対照戦力をもって米国の通常戦力を破る作戦を考えている。実際に、この非対照戦力は
有効であり、ペンタゴンの戦争シミュレーションで米軍が初めて敗れたのはこの中国の非対照戦力に対してだった。
 中国は、高い関税を課して重商主義的政策をとり、国営企業に補助金を与え、天然資源を直接コントロールしようとしている。
中国の国営企業は今でも国内GDPの4割を占め、市場に反応するのではなく、中国共産党の指示に従っている。
 2049年に中国主導の世界秩序の中で中国が望んでいるのは、個人主義よりも集団主義を重んじる中国の価値、
民主主義への反対、米国に敵対する諸国との同盟システムなどである、と論じています。
 出典:Michael Pillsbury, The Hundred-Year Marathon ? China’s Secret Strategy to Replace America as the Global
Superpower(Henry Holt and Company, 2015)
>>2以降に続く)
Wedge Infinity 2015年06月12日(Fri)
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