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<MERS>韓国では腎臓攻撃少なく…「致死率低い要因」
中央日報日本語版 6月10日 16時49分配信
致死率は低く、伝播力は強かった。
中東呼吸器症候群(MERS)の最初の患者が確認された先月20日ごろ、「伝播力は弱く致死率は高い」と伝えられたが、反対の現象だ。
約3週間、韓国を揺るがしたMERSの特徴と拡散過程はこのように要約される。
9日現在、国内で確認された患者は合計95人で、死亡者は7人(7.4%)。
こうした比率は世界のMERS平均致死率(40.6%、6日基準)より低い。MERS患者が出てきた初期、「感染すれば死ぬのでは」という恐怖があったが、実際はそうではなかった。
その代わり伝播力は強いことが分かった。1・2次感染者を越えて、海外では公式報告されていない3次感染が初めて確認された。
「2メートル以内で1時間以上の接触」という感染公式も崩れた。8日に感染が確認された92人目の患者(27)は先月26日、ソウル峨山(アサン)病院の応急室で6人目の患者(71、死亡)とわずか10分間の接触で感染したことが分かった。
京畿道平沢(ピョンテク)聖母病院に友人の母の見舞いに行った40代の男性は30分間の面会時間に感染した。サムスンソウル病院の応急室には14人目の患者と遠く離れていた70代の女性が感染した。
防疫当局が外国の事例や統計を根拠に「患者1人あたり平均0.6-0.8人を感染させる」と見なしていたのも過信だった。
最初の患者(68)は30人、14人目の患者(35)は37人にウイルスを伝播した。当初、こうした「スーパースプレッダー(伝播者)」が出てくるとは予想できなかった。
結核の14人目の患者から強力なウイルスが広がったのだ。ソウル大感染内科のオ・ミョンドン教授は「韓国の場合、免疫力が弱い病院の患者に主に広がり、伝播力が高くなっている」と分析した。
患者の主な症状は熱(89.6%)とせき(34.4%)と把握された。大韓感染学会が分析可能な患者58人の状態を点検した結果だ。
喀痰と筋肉痛(22.4%)、呼吸困難(18.9%)などの症状も少なくない。無症状患者も1人(1.7%)いた。患者の半分ほどが入院後7日で熱が下がった。
X線検査を受けた患者の半分(51.8%)に肺炎の症状が見られ、患者の3人に2人(63.8%)はMERSに感染する前から慢性肺疾患などの病気があった。
また、45人は慢性疾患があった。高血圧(17%)、糖尿病(14%)、がん(12%)、肝臓疾患(8.6%)、心臓疾患(8.6%)だ。
16.6%が重症患者だったが、12%は人工呼吸器治療を受けた。治療はリバビリン、インターフェロンのような抗ウイルス剤を処方する形で進行された。
外国の事例を見ると、MERSウイルスは肺とともに腎臓を攻撃すると知られているが、MERS感染後に腎臓機能の異常で血液透析を受けた事例は4%にすぎなかった。
金宇柱(キム・ウジュ)大韓感染学会理事長は「MERS患者の半分が慢性腎不全というサウジアラビアの研究とは明確に違う。
(腎臓が健康だという点は)サウジアラビアより致死率が低い要因になるだろう」と述べた。
江東聖心病院感染内科のオム・ジュンシク教授は「今後出てくる患者を総合して観察してこそ、韓国のMERSの特性を正確に究明することができる」と述べた。
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