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中国訪問を終えて17日、ソウルを訪れた米国のケリー国務長官が18日に朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を表敬訪問し、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と会談を行う。
最近、北東アジアでは、米国と日本の同盟強化に対抗して中国とロシアが接近し、4強の力学関係が揺れ動いている。
北朝鮮は潜水艦発射弾道弾ミサイル(SLBM)を試験発射し、韓国に対する軍事的脅威の程度を高め、軍部のナンバー2である玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長を突然処刑した
このような状況で韓米の外相が顔を合わせるため、新たな挑戦に柔軟に対処できるよう韓米同盟をより一層強固にする実質的な議論がなされることを期待する。
何よりも、北朝鮮に断固たるメッセージを送ることが重要だ。無謀な挑発に強力に警告し、安保に弱点がないよう韓米両国の備えを強化しなければならない。
北朝鮮が誤認しないよう対北朝鮮抑止力を確かにする必要もある。イラン核交渉の成立で、北朝鮮の核が国際社会を脅かす唯一の未解決の懸案となった。
ケリー長官は、中国の王毅外相との会談で、「北朝鮮が核の野望を捨てない限り、経済・外交的孤立はより一層深まるだろう」と警告した。
今はどのように北朝鮮の非核化を果たすのか、より進展した議論が必要だ。
米中外相が韓半島問題について議論したが、現在の両国の最大の懸案は南シナ海情勢だ。
6ヵ国が領有権を争う南沙諸島で、中国が軍用機の滑走路を備えた7つの人工島を建設することに対して、米国がブレーキをかけた。
このような覇権争いにもかかわらず、ケリー長官は中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に対しては、「これまで誤解があった」と一歩後退した。
中国は、インドのモディ首相が訪中した際、インドとの国境問題を速やかに解決し、経済協力を大幅に強化することで合意した。
合わせると人口が25億人にもなる両国が、容易なことから解決する「先易後難」の姿勢で相互利益を図っている。中露の急速な接近も然りだ。
徹底して実利を考えた域内外の国家の柔軟な外交戦略は、大義名分にこだわる韓国外交に警鐘を鳴らす。
米国が最も重視するアジアのパートナーが日本であることは明白になった。
来月の朴槿恵大統領の訪米を安倍晋三首相の訪米と表向きに比較するのは無意味だ。
それよりも、韓米同盟をより一層充実させ発展させることが望ましい。ケリー長官の訪韓を機に、韓米が同盟を深めることに知恵を絞ることを望む。
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