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韓国は一九六〇、七〇年代に同盟国・米国の要請でベトナム戦争に派兵した。ソウルで十五、六年前、従軍経験者と知り合った。
「国内には仕事がなかったから出稼ぎのようなものだ。米ドルで手当をもらい、日本製のテレビや洗濯機を買って実家に送った」
「ベトコン(南ベトナム解放民族戦線)と戦うのは、北朝鮮の共産主義者との戦争に備えた訓練だと教えられた」
「夜に見張りに立つと、ガサガサと音がする。怖くて夢中で銃を撃ちまくった。翌朝見ると、大体はイノシシのような動物だったが、たまにベトコンの兵士が死んでいた」
どの人も参戦は「国家発展のためやむを得ぬ選択だった」と言った。今の世論も多くはこういう考えだろう。
だがこの数年、非政府組織(NGO)を中心に、加害者の立場から事実の究明と謝罪に取り組む動きが出ている。
韓国紙「ハンギョレ新聞」は四月、戦争当時、韓国軍兵士によって性暴力の被害を受けたというベトナム人女性八人の証言を大きく報じた。
韓国軍による住民の虐殺はこれまでも報道されたが、性暴力のまとまった証言は初めてという。
一党独裁で発展を最優先するベトナムからは公式の謝罪要求はないが、経済交流は拡大し、両国民の国際結婚も増えている。韓国はこれから、過去を直視し和解を目指す難しさを痛感するのではないか。
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