【日中】中国主導のAIIB、日本は参加すべきなのか?[05/08]at NEWS4PLUS
【日中】中国主導のAIIB、日本は参加すべきなのか?[05/08] - 暇つぶし2ch1:依頼@マドハンド ★@\(^o^)/
15/05/08 07:54:07.90 .net
中国主導のAIIB、日本は参加すべきなのか?
2015.5.8(金) JBPRESS 浜田 宏一
URLリンク(jbpress.ismedia.jp)
 国際金融の世界では、対立する金融・為替政策が優位を得ようと競い合い、各国がゲームのルールに対する影響力を巡って戦う。
結局のところ、投資家が利益を最大化しようと競い合うように、各国は国際的なルールと規範が自国に好都合なものにするために競い合うからだ。
 国際的な経済体制―例えば固定為替相場の確立や共通通貨の採用など―に同意することが極めて政治的な判断であるのは、このためだ。
 そして今日のアジアは幾多の政治的判断に直面している。
 アジアでは、経済統合がホットな話題だ。巨大な地域貿易協定の「環太平洋経済連携協定(TPP)」交渉から中国主導の投資プラットフォームの確立―シルクロード基金や直近ではアジアインフラ投資銀行(AIIB)など―に至るまで、
アジアはかつてないほど相互に関連し合うようになっている。
 その結果、一部の観測筋は、金融統合の強化という考え、場合によっては例えば中国人民元か日本円をベースにした固定為替相場制の確立にも大きな魅力を感じるかもしれない。
・アジアの金融統合強化の是非
 だが、筆者は、繁栄を促し、ショックから身を守るうえでは、現在主流の変動為替相場制が依然としてアジアにとって最大の望みだと主張したい。
 変動為替相場制度を維持する利点を理解するためには、先進諸国の近年の成長軌道を見ればいい。
2008年の経済危機の後、米国と英国は景気後退から逃れるために非伝統的な金融政策を採用することができた。
日本は2012年終盤に、20年に及ぶ景気低迷から逃れるために似たような政策を採用した。
 だが、ユーロ圏諸国にはそのような選択肢がなかった。
欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は最終的に共通通貨の安値誘導を狙った政策を追求することができたが、それまでに多くのユーロ圏諸国が辛い緊縮財政と深刻な景気後退、社会不安、政治不安に何年も苦しむことになった。
 ユーロ圏の状況に照らしてみると、アジアで単一通貨に似たものを確立する可能性を検討することは時代錯誤のように思える。
 アジアは欧州と比べ、制度上の相違が極めて大きく、経済的なショックの多様性もずっと大きい。
 アジアで統一通貨を望むことは、アジア版のギリシャ危機を望むにほぼ等しい行為にさえ思える。
 このことは、AIIBのような新しい多国間組織にとって重要な意味を持つ。
他の発展途上国がAIIBに参加したのは、国際通貨基金(IMF)と世界銀行に裏打ちされた既存の国際金融秩序が過剰に先進国志向に傾いていると考えているからだ。
 日本が大きな影響力を享受するアジア開発銀行(ADB)でさえ、時として、発展途上国の意見に十分に耳を貸さないと言われる。
 さらに、アジア諸国は、自国の継続的な発展には、新たな融資プラットフォームがなければ建設することのできない高度かつ信頼性の高いインフラが必要なことを理解している。
(続く)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch