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ゼネラルモーターズ(GM)のアジア生産拠点が韓国からインドに変わる見込みだ。韓国の労働
コスト上昇による競争力低下と、インド市場に本腰を入れるGMの戦略がかみ合った結果だ。収益
最大化のためにGMはすでにグローバル製造工場を再編してきた。豪州工場とインドネシア工場
はすでに閉鎖し、タイでは生産規模を減らした。
ステファン・ジャコビ海外事業部門社長は3日(現地時間)、ロイター通信のインタビューで「韓国
工場を閉鎖する具体的な計画はない。しかし韓国GMが競争力を維持するためには効率性を高
める必要がある」と明らかにした。ジャコビ社長は「GMは数年前、韓国工場の経営改善作業を始
めたが、強力な労組が難題」とし「会社が韓国の現実を直視する必要がある」と述べた。
韓国GMは昨年、63万台を生産した。工場稼働率は79%台だ。米国自動車市場調査企業IH
Sによると、米国・カナダ・メキシコなどGM北米工場の昨年の平均稼働率は100%。このため韓国
GMの収益性が低いという指摘が続いていた。ロイター通信は「韓国は数年間、GMの低コスト輸
出ハブとして世界生産の20%を担ったが、過去5年間に労働コストが日本に迫るレベルまで上が
った」と分析した。
韓国での苦戦のためGMが視線を向けたのはインド。その間、GMの立場でインド市場は鶏肋
のようなものだった。進出して18年過ぎたが、成果は上がらなかった。昨年インド内のGMの販売
台数は5万7600台と、市場シェアは1.8%にすぎない。1-3月期はインドで385億ルピー(約73
0億円)の損失を出した。しかしモディ首相の執権後、インド経済が活力を取り戻し、GMも新たな
チャンスを狙っている。10年以内に市場シェア5%を確保し、年間40万台を販売する計画だ。この
ためインドで新しい小型車を出す予定だ。
ジャコビ社長は「インドは自動車産業の大きな白紙」とし「低賃金を基礎にインドで生産した自動
車の30%(年間17万台)を東南アジアと南米に輸出する」と明らかにした。これは現在のインド国
内のGMの年間生産規模(28万2000台)を57万台に増やすことを示唆している。IHSオートモー
ティブのジェームズ・チャオ・アジア・太平洋部門責任者は「インドがGMの主要グローバル生産と
輸出ハブになるだろう」とし「GMのアジア輸出基地としてインドが部分的に韓国の代わりをするは
ず」と話した。
これに関し、韓国GMのセルジオ・ロシャ社長は4日、京畿道(キョンギド)高陽市(コヤンシ)韓国
国際展示場(KINTEX)で開催された「世界電気自動車大会」で、記者らに対し、「韓国で生産中
の一部をインドに移管することは絶対にないはず」と述べた。ロシャ社長は「インド市場はスパーク
をはじめとする軽自動車と小型車の需要が多いところ」とし「そこに合う現地化された車をインドで生
産するという意味」と話した。
ソース:中央日報日本語版<「韓国、現実を直視する必要ある」…インドに目を向けるGM>
URLリンク(japanese.joins.com)