15/05/05 02:25:34.54 .net
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32年前、韓国で日本語教えた成澤勝・元東北大教授
ソウルで教え子と再会、韓日関係について熱弁
「慰安婦について、あんなことを言うなんて、とても厚かましい」
先月30日午後6時30分、真っ白なあごひげをたくわえた成澤勝氏（66）は、持っていたおちょこをテーブルに置くと、興奮した様子で語気を強めた。
この日、ソウル市鍾路区安国洞の韓国料理店で、中年の韓国人11人と夕食を共にした成沢氏は、日本の安倍晋三首相が先月27日、旧日本軍の慰安婦問題について
「人身売買の犠牲者になったことに胸を痛めている」と述べたことに対し「皆さんにはどうか理解してほしい」と懇願した。
成澤氏は1983年、在韓日本大使館の広報官室で行われた「日本語講座上級クラス第1期」で講師を務めたのをきっかけに、韓国とかかわるようになった。
当時、広報官補佐として韓国人受講生39人に日本語を教えた成澤氏はその後、東北大学の北東アジア研究センターなどで12年にわたって教授生活を送り、最近まで高麗大学や中国・北京大学などで韓中日3カ国の歴史を研究した。
30日の会食は、83年に成澤氏から日本語を教わった韓国人受講生39人のうち建国大学のイ・ソンス教授など11人の招きで、32年ぶりに再会したものだった。
日本酒で何度も乾杯し、当時の思い出に浸っていた成澤氏と教え子たちだったが、いつしか話題は険悪化した韓日関係に集中していた。
成澤氏は「国連（女子差別撤廃委員会）が1994年から数回にわたり、慰安婦問題について日本が認めることや、責任者の処罰を求めてきたが、日本はいかなる施策も講じていない。
日本の学者たちも、安倍首相の思想信条を意識しながら、知らないふり、見て見ぬふりをしている」と話した。旧日本軍の慰安婦強制動員について謝罪を拒否し、責任を回避している安倍首相と、それに対しだんまりを決め込む日本の学界を批判したのだ。
成澤氏は「日本にとって最も大事なことは（過去の過ちを認める）品格だ。日本の右派は国の名誉を守るため真実を隠し、他国の目に日本がどう映るかということには気を遣っていない」と話した。
その上で「安倍首相が最近、米国訪問で見せた行動は、過ちを認められない姿勢の表れだ。
慰安婦の存在については国際社会も認めており、かつて日本陸軍少佐（岡田慶治）がオランダ人女性の少なくとも65人を慰安婦として強制的に動員し、軍事裁判で死刑を言い渡されたケースがあるだけに、強制性も否定することはできない」と指摘した。
成澤氏の話に対し、教え子たちは「長い歳月が流れたが、韓日関係はほとんど変わっていない」と話した。32年前、大学生や新入社員として成澤氏による日本語の授業を受けた教え子たちは、今や会社の代表や大学教授になっている。
成澤氏は「（韓日関係が変わっていないのは）歴史問題が解決できず、そのまま止まっているからだ」と指摘した。
イ・ボルチャン記者
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