15/04/30 19:23:51.40 .net
米女子ゴルフツアーで開幕から６大会連続で制した韓国出身の女子選手。ここ数年衰えることのない破竹の勢いを示したのに対し、米ツアーで男子の韓国出身選手は欧米選手の陰に隠れ、成績はいまひとつ芳しくない。
その状況で、４月１２日に終了した“ゴルフの祭典”マスターズ・トーナメントで韓国勢トップの３３位に入ったベ・サンムン（２９）が母国・韓国で称賛されるどころか、中央日報によると、ネットユーザーの９５％が非難する書き込みを支持しているという。
兵役法違反容疑で今年２月に告発されたベは現在、行政訴訟の最中。兵役は韓国民の義務だが、韓国内では自らの身体を傷つけてまで兵役を忌避する傾向が社会問題化しており、
同紙によると、ベは兵役回避論争の中心に立っており、世論が厳しい視線を向けているといえる。
ベは、マスターズ（パー７２）の４日間を７４、７１、７２、７１でラウンド。通算イーブンパーで３３位だった。中央日報は「韓国選手最高成績も非難浴びるベ・サンムン」と題して報じた。
それによると、１オーバーの３６位につけた第３日のラウンド後、「１２位以内に入賞して、来年もマスターズに出場するのが目標」と語ったそうだ。
この発言がインターネットに掲載されると、ネットユーザーが敏感に反応したという。
報道によると、ネットユーザーは「来年も軍隊に行かないという意思を見せるものだ」などと怒りを表した意見を書き込んだ。
その数は１００人以上とか。擁護するものも一部にはあったというが、９５％が非難の意見に肯定的だったという。
ベの反感は、マスターズで大会前の恒例となっているイベント、パー３コンテストでベのキャディーを務めた韓流スターのペ・ヨンジュンも非難の対象になったと報じている。
ベをめぐっては、このような背景が報道されている。朝鮮日報などによると、ベは今年２月２日、兵務庁の帰国通告に従わなかったとして兵役法違反の疑いで告発された。
２０１３年１月に米国の永住権を取得して米ツアーに出場してきた。今年１月に「国外旅行期間」延期を申請したが、認められていない。
聯合ニュースによると、ベは昨年、大会出場などで１３３日間、韓国に滞在。兵務庁は国内に１年で計６カ月間以上滞在した場合や３カ月以上継続して滞在した場合、国内に居住しているとみなし、国外旅行許可を取り消すよう定めているという。
ところが、ベはゴルフ選手として国内大会に出場するなど特殊な事情のために滞在したもので、実質的には米国で居住した「国外居住者」として認めるよう行政訴訟を起こしている。
ベは帰国せず、法的手続きが終了するまで海外で大会に出場する意向を示しているという。
韓国内では兵役をめぐって、さまざまな問題が起きている。
昨年１０月の韓国紙・世界日報によると、韓国の国会では深刻化する徴兵逃れが問題視された。国会議員が提出した資料によると、過去５年間で兵役逃れを試みた１７８人が摘発された。
兵役逃れは多様化し、指や肩関節のほかに生殖器までも切断。また重度の鬱病、精神障害などを装うなどしたという。
さらに、英紙エコノミストは昨年１０月、韓国軍内部で兵士の虐待など不祥事が相次いで明らかになり、人権無視の「兵営文化」を改革する必要性が叫ばれていると伝える。
このような背景から、帰国しないベに対し、逆風が吹き付けているようだ。兵役問題は、ベのゴルフの調子にも影響。
背中の筋肉に違和感を覚え、２週間のリハビリ治療を余儀なくされた。マスターズを除く最近５試合で最高位は４６位で、棄権１度、予選落ち２度と振るわない。
ベは「心身ともに苦労している」と語っており、難問を抱え込んでしまったようだ。
URLﾘﾝｸ(www.sankei.com)
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