15/04/23 18:17:29.81 .net
高高度ミサイル防衛(THAAD)をめぐる議論が熱い。北朝鮮の核抑止の側面だけならば決めやすい。
北朝鮮の核ミサイル攻撃を防げるならば反対する理由はない。技術的性能と正確性が立証されていない
という一部の反論はあるが、それは安保と抑止をよくわかっていない声だ。THAAD配置で北が既存の
攻撃計画をためらうだけでそれは成功だ。費用はその次の問題だ。
しかし安保は抑止だけで完全にはならない。軍事力と武器だけで絶対安保は保証されない。THAADが
北朝鮮の核の脅威を効果的に抑止するとしても北朝鮮の核問題を解決するための別の努力が放棄
されることはない。THAADだけ配置すればまるで北朝鮮の核問題がすぐにさっぱり解決されるかの
ように扇動するTHAAD万能論はそのため無責任だ。外交と交渉、説得と圧迫を通じた北朝鮮の核問題
改善努力が依然として必要な理由だ。6カ国協議再開には無関心なまま北朝鮮の核交渉を無用のもの
として片付けTHAAD配置にばかり熱を上げるのは軍事主義の極端にすぎない。
交渉と外交を投げ捨てTHAADだけを「万能の宝剣」と主張するのは安保ジレンマのどん底にわれわれを
追いやるものだ。一方の防衛用軍備増強が相手方に攻勢的安保脅威と見なされ、結局相手方の防御的
対応が悪循環の軍備競争を誘発するのが安保ジレンマだ。北が最近移動式ミサイルを含め非常に威嚇的
な多種多様なミサイル発射に集中したのも2013年の韓半島危機当時に米国の戦略核�