【話題】在日詩人キムさん(86)が回想録 韓国で数万人が虐殺される中、密航船で大阪へ逃げた★2at NEWS4PLUS
【話題】在日詩人キムさん(86)が回想録 韓国で数万人が虐殺される中、密航船で大阪へ逃げた★2 - 暇つぶし2ch1:動物園φ ★@\(^o^)/
15/04/10 23:06:22.46 .net
在日詩人・金時鐘さんが回想録
2015年04月10日 08時01分
自分を整理 「四・三事件」記す
 『猪飼野(いかいの)詩集』などで知られる在日の詩人・金時鐘(キムシジョン)さん(86)=写真=が、
回想録『朝鮮と日本に生きる』(岩波新書)を刊行し、韓国・済州島(チェジュド)で1948年に起きた
「四・三事件」との関わりをつづった。
 「苦難の故郷を見捨てて逃げを打ったことは一生の負い目」と長く沈黙してきたが、その体験は金さんの
紛れもない“詩のありか”でもある。
 四・三事件は、同年4月3日の反体制派弾圧事件。南北分断の固定化につながる南朝鮮の単独選挙を
阻止しようと、民衆が武装蜂起し、軍や警察の鎮圧部隊に数万人が殺された。19歳の金さんは、
武装隊を率いた南朝鮮労働党の一員だった。襲撃先の郵便局では、同志が目の前でカービン銃で
撃たれ、自らも追われる身となった。翌年5月、日本行きの密航船に乗り込み、大阪・生野のコリアンタウンに行き着いた。
 〈春は 喪の季節です。/甦(よみがえ)る花は きつと/野山に 黒いことでしよう。(略)
//私は一本の つつじの花を/胸にかざるつもりで います。/砲弾の くぼみに咲いた 黒い花です。〉
 55年に出した第1詩集『地平線』で焦土と化した故郷を悼んだが、自らの関与には触れていない。
「軍事政権下の韓国に強制送還されれば、事件の残党ということでまず命はなかったやろうから」。
日本に来た理由は「よんどころない事情」としたままだったが、ゆるぎない詩人の言葉で「在日」を
生きる意味をとらえてきた。「そうでないと、民族意識に目覚めたことも、事件に関わったことも、
自分にとって何のよすがでもないことになる。空虚だよ。知った者が、知らない形は取れないのよ」
 韓国の民主化が進んだ90年代以降、事件の検証が進むにつれ、講演や対談の場で体験を語り始めた。
2010年の詩集『失(な)くした季節』では当事者としての心情を率直に表現した。
 〈ぼくの春はいつも赤く/花はその中で染まって咲く。(略)//世紀はとうに移ったというのに/
目をつぶらねば見えてもこない鳥が/記憶を今もってついばんで生きている。(略)//木よ、自身で
揺れている音を聞き入っている木よ、/かくも春はこともなく/悔悟を散らして甦ってくるのだ。〉
 改めて文章に書き残したのは、「80も半ばを過ぎて、自分の整理をしたようなもの」。苛烈な生を
支えたのは、密航船の手配を整え、一人息子を逃がした両親の存在だった。「まるで鳥がひなを育て、
巣立たせるような見返りのなさ。それは、愛の全くの原型なんだよ」。朝晩、遺影に向かってあいさつを
欠かさないという。(大阪本社文化・生活部 中井道子)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

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