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【日本統治時代を肯定的に理解する 韓国の一知識人の回想】
朴贊雄(著) 草思社 2010/8
1926年、朝鮮・京城(現ソウル)で生まれ、終生、韓国の民主化を
追求しつづけた1人の知識人が、20歳で終戦をむかえるまでの日
本統治下での青春の日々を回想。
開明的な祖父や学生時代の恩師の思い出とともに、創氏改名・独
立運動の実態を、驚くほど率直・公正な筆でつづる。
そこから浮かび上がってくるのは、現代化しはじめた京城の、おっ
とりとした街の佇まいのなかで営まれる穏やかな日常であり、それ
は「虐政を施された植民地朝鮮」という一般通念から想起される光
景とはかけ離れたものだったのである。
戦後教育によって作られた、日韓合併に対する一面的な見方を克
服し、肯定的側面を直視することこそ、真の日韓親善につながると
信じて書きのこされた、渾身の一冊である。