15/02/04 02:30:27.18
ソース(日経ビジネスオンライン) URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
下火になったと言われる韓流ドラマだが、今でもBS放送で多数放映されるなど根強いファンは多い。冬のソナタがブームになってから、
人気が10年続いたワケとは何か。自身も韓流ドラマウオッチャーで、韓国事情に詳しい東洋大学の松本誠一教授に聞いた。
(聞き手は宮澤 徹)
―「冬のソナタ」から10年、いま「韓流」を考える、という講演をされているそうですね。
松本:私と韓流ドラマの出会いは冬のソナタでした。2004年ころ、家内に勧められて見始めると、そのまま引き込まれてしまったんです。
毎回涙が止まりませんでした。内容だけでなく、これまでの韓国のイメージを覆され、何か自分の知らない韓国文化を勉強しているみたい
な気持ちにさせられたことも大きかった。
私はずっと韓国の研究をやっていて、韓国人とはこういう人たちだ、というイメージがありました。ですが、あのドラマに出てくる人たちは
全然それとは違うんです。もともと韓国の人は隠し事が苦手で、言いたいことをどんどん言う人が多いと思っていました。だけど冬のソナタ
では、そこで何か言わなきゃだめだろうというときに、登場人物が何も言わず、ずっと黙っているんです。
―確かに、はっきり言えばいいのに、という時に黙っていますよね。それで事態が悪い方へと展開して、目が離せなくなっていく。
ところで、今はどんな韓流ドラマを見ているのですか。
松本:私が今見ているのは時代劇の『奇皇后』、そしてラブコメディの『清潭洞<チョンダムドン>アリス』。もう1つが恋愛物の『オーロラ姫』
です。いずれも家内と一緒に見ています。
韓流ドラマをみる際は、敵対するものたちの関係、そこに絡んでくる国際性、財閥一族など、どう描かれているか、リアリティはどこまでかな
どに、関心があります。
―かなり見ていますね。韓国研究の一環でもあるんですか。
松本:やっぱりドラマ自体が面白いからです。特に好きなのは諜報機関物です。ピストルを撃ち合うなど武闘物も見ます。家内はコメディーや
ラブロマンスが好きなようです。単にドラマを見るだけではありません。ギャンブラーの物語『オールイン』を2人で見終わったあとには、済州島
のロケ地跡へ一緒に行きました。ロケ地観光が実際にどのように行われているのか、見るためです。
夫婦参加組は私たちだけで、あとは母娘、あるいは婦人同士の連れの人たちで、他の参加者たちへのインタビューは、躊躇しました。
ただ、耳に飛び込んでくるその人たちの会話は、ドラマ内容、俳優情報も幅広く、詳しく知っていることが窺えました
―最近は下火になったと言われながらも、依然としてテレビのBS放送の番組表は、韓流ドラマだらけに見えます。それだけ需要があると
いうことだと思いますが、一体どんな人が見ているのでしょうか。
松本:BS放送を中心に、週に100本以上はまだ放映されていると思います。韓流ドラマのブームは去り、もう人気がなくなったというような
言われ方もします。確かにブームではなくなったかもしれませんが、確実に一つのジャンルとして根付いています。
私が開いた韓流ドラマの講演会でも、以前は中高年の女性の参加が多かったのですが、今は男性の方が目立っています。それも、
60、70歳代という高齢の方が目につきます。10年にわたって韓流ドラマが日本で見られてきた中で、ファン層が確実に広がっていると
感じます。
(>>2以降に続く)