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横浜市を代表する繁華街の福富町で「コリアタウン化」が進んでいる。神奈川県内在住の韓国人と地元町内会が1日、横浜市中区の福富町で韓国の旧正月を祝う
「第2回餅つき大会」を開催した。
JR関内駅から徒歩3分、伊勢佐木町と野毛の間に位置する福富町。20店以上の韓国料理店が軒を連ねる。会場には600人以上の
韓国人や地元住民らが集結した。
「よいしょ」。餅つきの威勢の良い声が飛び交う。会場では餅つきのほか、韓国の伝統音楽「パンソリ」や小学生のテコンドーなども披露された。
餅つき大会を主催する「在日本神奈川県韓国人連合会」(神奈川韓人会)会長の徐允錫(ソ・ユンソク)氏は「政治で日韓関係が冷え込んでいるからこそ、
こういった市民レベルの交流が重要。日韓関係の架け橋の役割を果たしたい」と訴えた。
福富町で仕事をする韓国人の大半は、韓国が海外渡航を完全自由化した1989年以降に来日し、県内に定住するようになった「ニューカマー」だ。
「汚い」「夜は危ない」などのイメージ改善と地域活性化を目指し、13年6月に神奈川韓人会を発足した。メンバーは毎月、街頭清掃や地元町内会と
連携してイベントを行っている。昨年8月には、韓国料理店やスーパーを紹介するパンフレットを作製し、積極的に観光客を呼び込もうとしている。
徐氏は今後の街づくりについて「メーンストリートを『コリアンストリート』にして、観光客が伊勢佐木町で買い物、福富町で食事、野毛で一杯と
いうような人の流れを作りたい」と語った。近くには日本最大級の中華街、横浜中華街がある。同大会に来場した横浜市の男性会社員(39)は
「福富町が中華街みたいなコリアタウンになれば面白い。徒歩圏内で中国と韓国の文化や食事を楽しめるのであれば、横浜市へ訪れる観光客も増えると思う」
と話した。
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