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◇県など啓発活動紹介
県が条例で定めた2月22日の「竹島の日」を前に、条例制定から10年を迎えるのを記念した特別展示が21日、
県庁第3分庁舎(松江市殿町)の竹島資料室で始まった。同室は「国や県が10年間取り組んできたことを、
是非この機会に多くの人に知ってほしい」と話している。(井上絵莉子)
「竹島の日」は、竹島の領土権確立に向け、県が2005年3月に条例で制定。特別展示は、国民や県民への啓発や
竹島に関する調査研究など、条例制定からこれまでの県や関係団体、国などの活動を紹介しようと企画した。
竹島が描かれた江戸時代の絵図「改正日本輿地路程全図」など既存の展示物を含め、40点以上のパネルを展示している。
「竹島の日」が制定された経緯や、小学校で使用される教科書で、竹島が「固有の領土」と明記されるまでの
記述の変遷が分かる資料などもあり、訪れた人たちが興味深そうに見入っていた。津和野町出身のカメラマン桑原史成さんが
1965年頃に撮影した島の全景写真も目を引く。
パネルの製作に携わった県教委教育指導課の伊藤尚史・指導主事は「ヘイトスピーチといった一方的な批判ではなく、
子供たちが竹島について正しく理解し、表現できるようになってほしい」としている。
観光の途中で訪れたという静岡県富士市、無職越智力さん(69)は「領土問題が解決することは難しいが、両国の主張など、
理解を深めたい」と話していた。
3月30日まで。午前9時~午後5時。火曜定休。
ヨミウリ・オンライン 2015年01月22日
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