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韓国と世界各国の高速鉄道車両。中国の和諧号、フランスのTGV、日本の新幹線などがある。高速鉄道とは時速約200キロ以上で運行される鉄道をいう。(写真=中央フォト)
「済州(チェジュ)までKTXに乗って行こう」。「船に列車を載せて西海(ソヘ、黄海)を渡ろう。その後は列車で中国・欧州まで行こう」。
一見、荒唐無稽な構想のように聞こえる。しかし実際に国会で真摯に議論される案だ。「済州(チェジュ)-ソウル高速列車(JTX)」は昨年12月23日、国会で政府・国策研究機関の関係者、有名な専門家が集まって議論した。
「韓中列車フェリー」も2カ月前に与党最高重鎮会議で議論された後、国会外交統一委員会が関連研究予算を設定した。
「メガプロジェクト(大規模複合開発事業)」アイデアは民間からも噴出する。代表的なのが韓中海底トンネル、韓日海底トンネルだ。これら構想は数十年前から議論されてきたが、昨年12月にも関連セミナーが慶尚南道巨済市庁などで開かれた。
このような構想は果たして現実化するのだろうか。推進主導者の内心と実現の可能性をチェックした。
◆済州-ソウル高速列車(JTX)
このプロジェクトは海南(ヘナム)-済州区間を海底トンネルでつなぐのがカギだ。ソウルから木浦(モクポ)まではすでにKTXが通っているからだ。
ところが推進主導者はなぜ名前を「海南-済州海底トンネル」でなく「済州-ソウル高速列車」にしたのだろうか。
新政治民主連合の金瑛録(キム・ヨンロク)議員(海南-莞島-珍島)室のキム・ミョンロ補佐官は「路線が通れば実質的な恩恵を受ける人が多いところはソウルであるため、そう呼ぶのが正しい」と主張した。
しかしこれを国土交通部が今年確定しようとする「第3次国家鉄道網構築計画(2016-2025年)」に盛り込もうとする手段と見る人が多い。
今後10年間に国が投資する鉄道網を選定する計画であり、地方自治体が地域事業をこれに含めようと動いている。特定地域より首都ソウルを前面に出すのが有利な戦略ということだ。
さらにこの事業には16兆8000億ウォン(約1兆8000億円)ほどかかる。政府の意志がなければ実現が難しい。見通しは明るくない。過去の妥当性調査で経済性が落ちるという結果が出た。
しかし推進派は「妥当性調査をもう一度するべきだ」と主張する。最近、中国人観光客の済州行き需要が増えたうえ、済州を国際自由都市に発展させることができるという理由でだ。
国土部鉄道政策課のキム・ドゴン事務官は選定の可能性について、「いくつかの意見をまとめなければならず、答えにくい」と述べた。
関連調査を引き受けた韓国交通研究院の関係者は「鉄道網構築計画に入るため地方自治体が出した事業だけで87件にのぼり、結果が出るには時間がかかる」と話している。
◆韓中列車フェリー
来月、国会では「黄海-シルクロード推進方向と戦略(案)」討論会が開かれる。外交部・国土部・海洋水産部の関係者が総出動する。与党4選議員の影響が作用した。
セヌリ党の元裕哲(ウォン・ユチョル)議員(平沢甲)議員は「朴槿恵(パク・クネ)大統領が主張したユーラシア・イニシアチブ構想が北に阻まれているため、韓半島(朝鮮半島)と中国を直接結ぶ黄海-シルクロードを検討するべきだ」と主張する。
ユーラシア・イニシアチブは釜山を出発して北朝鮮・ロシア・中国・中央アジア・欧州をつなぐ「シルクロード・エクスプレス(SRX)」を基盤としたエネルギーネットワーク、経済統合プロジェクトであり、朴大統領が2013年10月に提案した。
黄海-シルクロードはユーラシア・イニシアチブが当初提案した路線とは違うが、その意を生かす代案という主張ということだ。
この構想は名前は華麗だが、簡単にいえば「韓中列車フェリー」だ。レールが敷かれた大型船舶に貨物列車を