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【ソウル聯合ニュース】韓国で「影の銀行(シャドーバンキング)」と呼ばれる銀行以外の金融機関の資産規模が5年で2倍に急増したことが5日、分かった。
世界の金融監督当局でつくる金融安定理事会(FSB)や韓国の金融投資業界などによると、韓国でシャドーバンキングに分類される金融機関の資産規模は2013年時点で1兆4780億ドル(約178兆円)だった。
韓国の国内総生産(GDP、1兆3045億ドル)の113.4%にあたる。
2008年の7334億ドルから、リーマン・ショック直後の2009年は9074億ドルに急増し、2010年に1兆ドルを超えると、2012年にはGDP(1兆2224億ドル)を上回る1兆3120億ドルに拡大した。
シャドーバンキングは銀行ほど当局の管理が厳しくなく、リスクの高い金融商品を多く扱う。近年、中国やブラジルなど新興国で規模が拡大する一方で、日本は3年連続で縮小するなど先進国では拡大が限定的だ。
韓国のIBK投資証券の研究員は「韓国の金融機関の資産保有は中国に比べるとバランスの取れた分布だが、リーマン・ショック後にその他金融機関の資産規模が急増した点は今後関心を持って見守る必要がある」と話した。
韓国金融研究院の金融市場研究室長は「シャドーバンキングは画一的な規制が容易ではない側面がある。持続的にモニタリングを強化し、問題が大きくなる前に速やかに対応策を講じることが重要だ」と指摘した。
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