【高知新聞/社説】70年目の岐路…偏狭なナショナリズムや排外主義こそ「敗戦国」が学んだ教訓、反省はどうなったのか[01/01]©2ch.net at NEWS4PLUS
【高知新聞/社説】70年目の岐路…偏狭なナショナリズムや排外主義こそ「敗戦国」が学んだ教訓、反省はどうなったのか[01/01]©2ch.net - 暇つぶし2ch1:ダーティプア ★@転載は禁止 ©2ch.net
15/01/01 13:33:17.48
2015年の未(ひつじ)年が明けた。1945年の終戦から70年の節目である。

戦前戦中、塗炭の苦しみを味わった世代も高齢期を迎え、戦後世代が日本の人口の圧倒的多数を占める。

昨年暮れの衆院選で圧勝し、この国を率いる安倍首相自身、初めての戦後生まれの宰相だ。70年の歳月の流れの速度はともかく、重い時
の積み重ねであることは間違いない。

戦後世代にとって、とてつもなく難しいことがある。あの戦争を語るのに何らかの体験のあるなしは、決定的な落差があるという自覚である。
だから私たち新聞人は、戦争体験者の声に謙虚に耳を傾け、戦争の悲惨さや愚かさを語り継ごうと努めてきた。

それでも限界はある。70年の長い歳月の流れによる「風化」という現象だ。言い換えれば、戦後世代はあの戦争にどう向き合えばいいのかを、
絶えず自問自答し続けなければならない。

安倍政権は昨年7月、現行の平和憲法の核となる9条の解釈を変更し、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。制約はあるとはいえ、
自衛隊の海外での武力行使に道を開く。今年はその具体化のための安全保障法制の整備が議論になる。

首相の持論である「戦後レジームからの脱却」には、自身の歴史認識と憲法9条改正の問題が根底にあろう。戦勝国に押し付けられた現行
憲法と「自虐史観」の影響を取り払い、日本の誇りを取り戻すという願望を抱いている―首相周辺が語る胸の内である。

一連の首相の政治姿勢は中国や韓国の反発を招き、両国との関係は戦後最悪といわれるまでに冷え込んだ。中国とは沖縄県・尖閣諸島を
めぐる緊張があり、韓国とも従軍慰安婦問題などで軋轢(あつれき)を抱える。

個々の現状は日本の側のみに非があるという問題ではないにしろ、一昨年12月の首相の靖国神社参拝が米国からも「失望」声明を突き付け
られたことを考え合わせると、日本の戦後の歩みのあり方が、あらためて問われ始めたとみることができる。

ソース:高知新聞 2015年01月01日08時08分
URLリンク(www.kochinews.co.jp)

続きます


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