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社会の指導者層は、社会よりもさらに残念な姿をさらけ出した。「卑怯」と「横暴」がこうした階層の二大特徴だ。
権力を振りかざす「上から目線」という俗語が広く拡大した。
今年8月、キム・ヒョン議員(新政治民主連合)と旅客船「セウォル号」沈没事故の一部遺族が酒に酔い、
運転代行のドライバーを殴った。今月には大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョナ)前副社長がナッツのために航空機を回航させ、
検察の調べを受けている。
運転代行のドライバーを務めていたイさんは1カ月前、検察の最終調査を受けた。イさんは現在、ほかの仕事に就いている。
最初は再びハンドルを握ろうとしたが、家族が猛反対したのだ。イさんは現在、知人の事務室で働いている。「被告人たちが
起訴されたという話はまだ聞いていない」と話す。メディアの関心がなくなると、被告人たちが連絡してこなくなった。監視カメラや
目撃者の証言がある、在宅起訴での暴行事件は発生から起訴まで長くても2、3カ月だが、今回の事件は4カ月目に突入した。
キム・ヒョン議員だけではない。国家全体の綱紀が揺らいでいるとしか思えない状況が続いた。8月には現職済州地方検察庁の
トップが路上で淫らな行為を行い捕まった。9月にはパク・ヒテ元国会議長がゴルフ場のキャディーを、11月にはシン・スンナム
元検察庁長がゴルフ場の女性従業員をセクハラした疑いで、それぞれ警察の調べを受けた。
事件発生を前後して、こうした階層が口にした共通の言葉の一つが「私が誰なのか知ってのことか」だった。そんなことを言いながら
驚くべき行動を取り、問題になると「私とは関係のないこと」とはねのけた。キム・スチャン済州地方検察庁長を最初に調査した警察は
「陳術書を持ってきた運転手の態度が非常に強圧的で、何をしている人なのか検索してみたところ、地方検察庁のトップだった」という。
キム・ヒョン議員が代理運転手に言い放った言葉も「私が誰なのか知ってのことか」だった。こういう「腕章意識」を改めない限り、
韓国社会が先進国入りするのは容易ではない。
キム・スヘ社会政策部記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2014/12/31 13:04
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