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台湾・中央社は19日、「犬猿の仲」とされる台湾メディアと韓国メディアの関係者が集まって討論を行い「双方が感情的な
偏向報道を減らし、誤解を解かなければならない」との認識に達したことを報じた。中国台湾網が20日伝えた。
台湾と韓国の情勢を長期間ウオッチしてきたメディア関係者は「この10年あまり、台湾における韓国報道は外電の翻訳が
メインで、その大半は朝鮮半島問題や事故、災害が占めている。韓流をはじめとする文化芸能ニュースは、韓国現地メディアの
ニュース翻訳がメイン。特にスポーツニュースでは、台湾メディアは韓国に対して感情的かつネガティブ報道をする」と解説。
また、台湾メディアの韓国に対する反応は、韓国メディアの日本に対する反応に近いものがあり「長期的に染みついた民族感情は、
容易には消し去れない」とした。台湾の一般市民が韓国を認識するうえでの情報ソースについては、SNS、ブログ、韓国ドラマが
メインで、ドラマによる韓国の歴史知識がほとんどであり、誤解を生みやすいと説明した。
中国本土と台湾に駐在経験のある、韓国・中央日報の元社長兼評論委員は「中国本土の急発展により、韓国では
台湾関連報道への関心が薄くなっている」とし、政権交代や大きな選挙がないと韓国メディアが興味を示さないと語った。
そして「韓国による台湾軽視、台湾による韓国への感情的姿勢が、双方の交流拡大を大きく妨げている」との認識を示した。
中央社の呂志翔編集長は「世界のメディアが財務的な問題から国際ニュースを減らしている。経営上の理由により、
ニュースの内容が浅く偏向的になっているというのは世界的な現象だ」としたうえで「台湾と韓国の特別な関係は、
この現象をより複雑なものにしている」と解説した。
そして、「もっとも重要なのは、メディアの報道がプロ精神に回帰し、客観的かつ公正な視点を持って、情報を事実に即して
読者や視聴者に伝えるようにしなければならないということ」とした。
(編集翻訳 城山俊樹)
Yahoo!ニュース FOCUS-ASIA.COM 12月20日(土)23時54分
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