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(画像:「アンブロークン」のスチール写真)
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ハリウッドの有名女優、アンジェリーナ・ジョリーが監督した第2次世界大戦をテーマにした映画「アンブロークン」
(Unbroken、中国語名「堅不可摧」)が日本右翼の集中攻撃を受け、多方面の注目を集めている。寧波日報が伝えた。
「アンブロークン」は米国の第2次大戦の英雄、ルイス・ザンペリーニ氏の回想録2編を基にしたもので、ザンペリーニ氏が
第2次大戦中に捕虜となり日本軍から残酷な虐待を受けたが、信念と勇気を以って生き延びた経歴を描いている。
歴史の真相を明らかにし、残酷な戦争を反省するこの映画は11月17日、オーストラリア・シドニーで世界初公開されて
好評を集めたが、日本では右翼の抵抗に遭い、誹謗や攻撃さえ受けている。
日本の右翼組織「史実を世界に発信する会」の茂木弘道事務局長は13日、新華社記者の電話取材に応じた際に
「『アンブロークン』は全く歴史的根拠がなく、完全な捏造、虚言である」とわめきたてた。同氏はまた慈善活動家である
アンジェリーナ・ジョリーに対する人身攻撃を行い、彼女を「日本人に対する人種差別を行い、良心がない」としている。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)ツィッターでは、日本のインターネット利用者の一部による映画やアンジェリーナ・
ジョリーに対する疑問や罵声が登場し、中には「『アンブロークン』の制作会社であるユニバーサル・スタジオの日本支社を
ボイコットする」という意見も出ている。
「アンブロークン」の撮影開始以来、日本の保守メディア「産経新聞」は一貫して高く注目している。同紙は何度も
記事を掲載し同映画が「反日」色を帯びており、日本国内で強烈な抵抗を招いていると称し、また制作会社が近く訪れる
第2次世界大戦終戦70周年にあわせて同作品を公開することに不満を表明している。
専門家によると「アンブロークン」は世界で公開されて高く評価され、反省せずに歴史の真相を抹殺しようとする日本の
右翼のこうした行為は唾棄されるべきだとしている。英デイリー・メール報道によると、米民間非営利組織のワシントン州
政策局スポークスマン、マンディ・カトラー(音訳)氏はメディアの取材に応じて「大量の文献資料が、日本の捕虜収容
キャンプでは捕虜の虐待が行われていたことを証明している。それのみに留まらず、多くの目撃者や法医学的証言の証拠も
存在する」と語っている。
「アンブロークン」は12月25日に米国で上映され、来年は中国で上映されるが、日本では公開計画がない。
(編集YH)
「人民網日本語版」2014年12月15日14:46
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