14/12/11 21:40:15.51
【北京=川越一】中国福建省のニュースサイト「海峡法治在線」によると、福建省寧徳市霞浦県の公安当局と国境警備大隊は
11日までに、サンゴの密漁などに関わった疑いで、容疑者31人を拘束した。
霞浦県は小笠原諸島(東京都)周辺海域などでサンゴを密漁していた中国漁船の本拠地のひとつとみられる地域。地元公安当局
などは10月29日からサンゴ密漁の取り締まりを強化し、重要情報には賞金を出して捜査を進めていた。
当局は漁船の動向を監視し、密売の現場や違法な造船所を割り出して11月末の時点で13件を摘発。約1600万元(約3億円)の
赤サンゴ38キロを押収したという。密漁された海域は明らかにされていない。
地元住民は同サイトに「以前は、よその土地から来た連中が、村の漁民に赤サンゴの捕獲を手伝ってほしいと頼んできていた。
当時は法律に違反しているとは知らなかった」と話しており、地元漁民以外の密漁首謀者の存在を示唆した。
また、福建省福安市の人民法院は今月上旬、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域などで、赤サンゴを密漁したとして11月に起訴
された漁民4人に対する初公判の様子をインターネット上で生中継した。
4人は今年2月から6月にかけて2度、違法建造した未登録の漁船で密漁していた。6月20日に寧徳市沖で国境警備隊に拘束
された際、241万元(約4700万円)相当の赤サンゴ(約6キロ)を隠し持っていた。
法院側は「裁判の透明性を向上させ、公平で公正な裁判を実現するのが目的」としているが、サンゴ密漁を厳しく取り締まる姿勢を
アピールする狙いもあるとみられる。
ソース(IZA・産経新聞) URLリンク(www.iza.ne.jp)