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対馬仏像窃盗 日韓友好に影響懸念
2014年11月26日
対馬市の寺から市指定有形文化財の仏像が盗まれ、韓国人の男らが窃盗容疑などで逮捕された事件。
同市では2012年にも韓国人窃盗団に仏像が盗まれ、日韓交流イベントが中止になるなど影響が
出ただけに、関係者からは「再び日韓の友好関係にひびが入らないか……」などと懸念する声が
上がった。
12年の事件を受け、同市で毎年8月に行われていた「厳原港まつり対馬アリラン祭」のメイン
行事「朝鮮通信使行列」が昨年中止に。祭りの名称も、韓国語の「アリラン」を取り、「対馬
厳原港まつり」に変更された。市民から行列再開を望む声が寄せられたことなどを受け、今年は
実施を決定していたが、大雨で取りやめになった。
主催する厳原港まつり振興会の事務局となっている対馬市商工会厳原支所の中島哲也支所長は
「仏像がまた盗まれるとは。市民はいい感情は持たないだろう。行列の中止など、今後影響が
出ることもあり得るのではないか」と心配する。
韓国・釜山市と協力して10月に開催した「対馬国境花火大会」の真崎龍介実行委員長(62)は
「これまでの交流を通じて、親日の韓国人も多いと実感していたのに……」とがっかりした様子。
それでも、今後については「これまで培ってきた交流を大切にし、花火大会なども継続して
いきたい」と話した。
対馬市教委文化財課の田中淳也係長は「韓国人による仏像の窃盗事件が再発し、非常に残念」
とした上で、「高齢化や過疎化で無人の寺社も増えている。防犯設備の設置費用補助制度などを
周知し、貴重な文化財を守っていきたい」との考えを示した。
2014年11月26日 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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