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Ⅰ. 太平洋戦争の根幹
太平洋戦争当時、有色人種の独立国は少なく、
アジアでは事実上、日本とタイだけだった。
欧米人は、有色人種に劣等人種のレッテルを張ることで優越感にひたり、奴隷又は半奴隷人は当然と侮っていた。
欧米人が支配し、有色人種は搾取される。
それが「常識」として罷り通るのが、太平洋戦争前夜の世界だ。
だが、その「常識」を脅かす国が現れた。
日露戦争で白人国家であるロシアを破り、先進国へと歩み始めた日本だ。
Ⅱ 夫々の大戦略
「有色人種の先進国」などという、
自己否定にも等しい「非常識」な存在を、欧米人は我慢できなかった。
故に、太平洋戦争開戦当時の欧米の大戦略は、
「有色人種の先進国」の消滅と「植民地支配」の永続化にあり、
日本の大戦略は、(ほぼ確実に敗戦することは理解したうえで)
「有色人種の先進国」としての日本の存続にあった。
Ⅲ. 非戦の可能性
「ハルノート」を読む限り、譲歩すれば一時は回避できた可能性はある。
しかし、更に要求がエスカレートすることは先ず間違いなく、
「有色人種の先進国」としての現在の日本は存在しなかっただろう。
なぜなら、「有色人種の先進国」の消滅と「植民地支配」の永続化こそが欧米の大戦略だったからだ。
(続く)