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◆韓国原発「欠陥・事故」続出の恐ろしき実態 偽造部品納入、放射能漏れ…
指定された正規の海外製部品を使わず、国内工場で偽造した安価な部品を納入したあげく、
事故やトラブルを起こす-。
韓国では軍の兵器だけでなく、最も神経を使わねばならない原子力発電所でも
こうした偽造が横行し、実際に配管亀裂や緊急停止、放射能漏れなどの事故が続発し
大問題になっている。
さらに修理箇所を間違えたり放射線量の発表数値を修正したりと事故後の対応も
問題続きで、日本では考えられないような原発の恐ろしい運営実態が明らかに
なってきている。
■フランス製のはずが
原発の前にまず、韓国では最近も軍需品の偽造が次々と明らかになっている実態を
示しておく。
MBCニュースなどは今月、軍用レーダーなど電子機器の冷却部品は
フランス製の放熱ファンを使うよう指定されているにもかかわらず、
実際は安価な台湾製が納品されていた-と報じた。
偽物が使われていたのは、誘導ミサイル装備のコムスクドリ型高速ミサイル艇
「尹永夏(ユ・ヨンハ)」や最新フリゲート艦「仁川(インチョン)」などの電子機器冷却ファンで、
京機警察庁国際犯罪捜査隊は納入業者を逮捕した。
納入業者は台湾から仕入れたファンの製造ラベルを剥がし、
フランス製を示す偽造ラベルを貼って軍に納入していたという。
偽造納入は2004年から10年間続き、その規模は約10万個、
額にして14億ウォン(約1億4千万円)にのぼり、海軍主要艦艇のほか
陸軍の弾薬運搬車や衛星通信機器にも使われているという。
■偽造の蔓延
こうした部品の偽造は、韓国軍では常態化。国防技術品質院が13年から
過去7年間にさかのぼって納品された軍需関連部品の「公認試験成績書」を調べた結果、
241業者が成績書を偽造していたことが明らかになった。
上陸作戦で使うはずが池で浸水して沈没し、死者1人を出す事故を起こした
水陸両用装甲車K-21で288件の偽造が見つかったのをはじめ、
K-9自走砲で197件、新型のK-2戦車で146件など、
同院の摘発は2749件にものぼった。
チェ・チャンゴン同院院長は「これらの業者は公認機関が発行する試験成績書を偽造したり、
すでに発行した試験成績書の点数や日付を変造して提出した」と説明。
まるで正規部品の方が少ないのではと思わせるような実態だった。
10月の北朝鮮警備艇との砲撃戦では、韓国高速ミサイル艇が装備する
主砲2門が両方とも弾詰まりを起こして戦闘が不可能になったが、
これも不正部品の納入を疑う声が強い。
さらに恐ろしいのは、こうした部品偽造の蔓延が原発にまで及んでいることだ。
■怖い原発の実態
現地の報道によると、今年10月17日午前2時9分、韓国全羅道霊光郡にある
「ハンビッ原子力発電所」=旧霊光(ヨングァン)原発=3号機が、
蒸気発生器の異常で稼働停止し、放射能漏れ事故を起こした。
産経新聞 2014年11月13日8時36分
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