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韓国南東部の慶州にある月城原発1号機で2009年、使用済み核燃料を原子炉から出し、燃料プールへ移す過程で燃料集合体が破損し、燃料の一部が格納容器内の床に落ちる事故があったことが3日分かった。
原発運営会社の韓国水力原子力(韓水原)は燃料を回収するため直後に作業員1人を現場に投入し、燃料から数メートルの地点で作業させていた。
野党正義党の国会議員、金霽南氏が公表し、監督機関の原子力安全委員会も認めた。安全委は外部への放射能漏れはないとしている。
韓水原は事故を同委に報告せず、同委も韓水原の納品不正事件を捜査した検察から昨年8月に情報を得て事故を確認したが公表していなかった。
事故は09年3月13日夕、移送装置の不具合で使用済み核燃料の一部が落ち、韓水原は翌日早朝、作業員に回収させた。
金議員の事務所によると、この作業員が納品不正事件で検察に事情を聴かれる中で事故の事実を話し「回収作業の後、体調がすぐれない」と供述。検察が委員会に通報した。
納品不正事件を審理した蔚山地裁の問い合わせに安全委は、床に落ちた燃料から1メートルの地点で、測定上限が1万ミリシーベルトの測定器で測れないほど放射線量が高かったと回答している。
安全委は、作業員の被ばく線量は7ミリシーベルト弱で、原発従事者の年間被ばく線量上限の50ミリシーベルトより低く問題はないとしている。
一方、金議員によると、作業員は、回収作業時に使った被ばく線量計は作業後に持ち去られ、安全委などが示している数値はその後の作業での被ばく線量だと主張しているという。
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