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許容基準値の５８００倍を越える水銀が入っている中国製美白化粧品が、国内で流通していることが、調査の結果わかった。
この製品は、北朝鮮の市場でも、闇に売られているという。
関税庁は、旅行者の携帯品として、最近、国内に密輸された中国製「ビソン（ＶＩＳＯＮ）クリーム」から、重金属の許容基準値を
大幅に上回る水銀が検出され、全量、廃棄することが決まったと、２６日明らかにした。
化粧品の安全基準規定上、化粧品の水銀基準値は、１ｐｐｍ（１ｋｇ辺り１ｍｇ）以下だ。ビソンクリームは０１年、食品医薬品安全庁
（現在は食品医薬品安全処）が輸入を禁止したが、美白効果が優れているという口コミで、闇市で流通されているという。
最近は、北朝鮮でも、市場を通じてビソンクリームが流通されている。米自由アジア放送（ＲＦＡ）によると、平壌（ピョンヤン）市場では、
ビソンクリームが1箱当り１０ドル前後で売られている。高級化粧品を買う経済的余裕のない住民たちが、割合安価なこの製品を多く
使っているという。水銀の有害性についての情報が足りない住民たちが、重金属にさらされ、肌が剥がれるのを、肌が白くなると
勘違いしているという。
これを受け、関税庁は、旅行者の携帯品や特送貨物として持ち込まれる化粧品について、安全管理のレベルで通関管理を強化する
ことを決めた。
ソース：東亜日報 OCTOBER 27, 2014 04:43
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