14/10/26 23:25:45.32 3ZRaGvsy
>>130
旧来からの因習の支配を断ち切るって意味じゃ、源頼朝だな。
武士(まあ、当時は武装農民に近いが)は、命のやり取りが仕事。
それ故、他者の霊直接触れてしまうことで、神道的には霊が不純物を含み、濁ってしまっている下賤な者と見做された。
故に、神国たる日の本の土地を所有するなど、以っての他。
だから、彼らは、自らの開墾した土地でさえも、逐一貴族に寄進して、小作人として給与を貰うかたちでしか農業が出来なかった。
当時は、米を産む土地こそが、富の基準。
つまり、彼らは、その仕事故に、一切の財産を所有出来ない差別を受けていた。
そこで起きた、神道的因習によらず土地所有の権利を、貴族に認めさせる反乱、武装蜂起が、武士の始まり。
で、その勝利者である源氏の長、源頼朝こそが、土地開放の英雄とも言える。