14/10/26 21:15:53.30
※>>1の続きです。
中心となったのが反日団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」(挺対協)だ。
挺対協はその前年秋、基金を「日本政府の賠償責任を回避するためのまやかし」として、
元慰安婦らを一堂に集め、受け取りを拒否するよう迫った。
この席で、朴は「いつ死ぬか分からないのだからいま受け取りたい。
それを決めるのは自分自身だ」と反論した。
挺対協の共同代表、尹(ユン)貞玉(ジョンオク)は「償い金を受け取ったら、
被害者は志願していった公娼(こうしょう)となる」と朴らを非難。
韓国のマスコミも基金に反発した。
■韓国側が実名公表
日本側はこうした状況に配慮し、一時金を受け取った7人の氏名を公表しなかったが、
韓国サイドが実名を公表し、嫌がらせも始まった。
家まで押しかけ「なぜ汚い金を受け取るのか」と責め立てた市民運動家や記者もいたという。
基金にも協力していた臼杵は間近でその様子を見聞きした。
「(朴の)家にも『日本から汚い金を受け取った汚れた女だ』といった嫌がらせの電話があった。
屈強な若い男たちが脅迫まがいに訪ねてきたこともあった」
臼杵は朴の身を案じ、一時、日本に呼び寄せ自宅に泊めたこともあった。
挺対協は臼杵に対する妨害行動にも出た。韓国で基金の活動ができないようにするため、
臼杵の入国禁止を韓国法務省に求めた。
臼杵は9年から2年余にわたり、訪韓できなくなった。
朴は17年、韓国で“公娼”“売春婦”の汚名を着せられたまま死去した。
83歳だった。朴は一生独身で、親戚付き合いもほとんどなかった。
臼杵が資金を出し、韓国・天安の国立墓地「望郷の丘」に墓を建てた。
(敬称略、肩書は当時)
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これまで韓国・中国の宣伝戦に利用されていた慰安婦問題に変化が出ている。
各地でおきている新たな潮流を追った。
※以上です。