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橋下大阪市長と在特会・桜井会長の会談に在日女性が懸念抱く
2014.10.21 16:00
10月20日、大阪市の橋下徹市長と「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長が、
大阪市役所で面談した。以前から「ヘイトスピーチを大阪市内でやめてもらえるなら直接僕が
対応してもいい」と発言していた市長と、桜井会長の面談は当初30分の予定だったが、橋下市長が「
帰れ」と桜井会長に言ったことで、8分程度で終了した。
(中略)
「桜井会長の舞台みたいになってるのが、腹立つ」
そう語るのは面談を取材していた、フリーライターの李信恵さんだ。李さんはヘイトスピーチで
名誉を傷つけられたとして、8月に在特会と桜井会長、まとめサイト「保守速報」を相手取り、
合計2750万円の民事訴訟を起こしている。
「途中で橋下市長が打ち切って帰るのは想像できたし、桜井会長が出てきた瞬間につかみOKみたいに
なるのは、いつもの街宣と同じこと。日頃デモなどを見ている人間からしてみたら、今回の一連の
発言も『場の空気をつかんで見せ場を作ってるな』と思いました。でも今日は報道陣がいっぱい
来てたから、気合入れてきたんやろうなって」
李さんは今回の面談が予定調和で終わり、ニュースなどで報道されて在特会の名前が認知される
こと、編集された動画がネットにアップされて、「橋下市長とやりあった在特会」とみなされる
ことを「嫌だ」と感じている。
さらに橋下市長が昨年、「当時、慰安婦制度が必要だったことは誰でもわかる」などと発言して
物議をかもしたことを、ヘイトスピーチ問題に取り込むことで帳消しにして、結果在特会も市長も
win-winの関係で終わることを危惧しているという。そこで李さんらも、被害者側の声に耳を傾けて
ほしいと面談を要請したものの、市長は現段階ではその意思はないとしている。
「橋下市長がヘイトスピーチに取り組んでくれるのはありがたいし、朝鮮学校の裁判のことには
言及したけど、一方で朝鮮学校の補助金を凍結したりとか、特別永住者を見直すとか、差別の
下支えをするような発言もしてきた。結局それも、きれいなヘイトスピーチみたいなものでは
ないかと思う。もしかしたら、そういうところをつかれるのが嫌だったのではないか」(李さん)
確かに「死ね」「殺せ」だけがヘイトスピーチではないし、マジョリティ同士の罵り合いも、
ヘイトスピーチとは言えない。自分では変えられない属性をもとに、マジョリティがマイノリティの
尊厳を棄損することが、ヘイトスピーチだ。桜井会長は橋下市長とは「二度と会うことはない」と
言い残した。
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