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山東省高密市内の化学工場で6日午後10時40分ごろ、爆発が発生した。同市住民は「とてつもなく大きな爆発音がして、
家中の窓ガラスが砕け散った」などと恐怖の体験を投稿した。約3キロメートル離れた場所にある駅でも、列車の窓ガラス
が粉砕された。約50キロメートル離れた場所にある青島市内でも揺れを感じた人がいた。事故を起こした工場の作業員は、
爆発を察知して直前に逃げた。新華社などが報じた。
高密市と周辺住民の多くが携帯電話やパソコンを使って「恐怖の爆発体験」を投稿した。「全世界が、ドーンという音に包まれた。
家々で犬が狂ったように吠えた。布団の中に逃げ込んだ」、「家の建物が揺れた。家中の窓ガラスが砕け散った」などだ。
少なくとも3キロメートル離れた駅に停まっていた列車の窓ガラスも砕け散った。約50キロメートル離れた場所にある青島市内
でも揺れを感じた人がいた。「地震だと思った」という。
事故が発生したのは合成ゴムを製造する化学工場だった。反応容器につながるバルブが故障した。7、8人の作業員がいたが、
コントロールできなくなった。反応容器内では温度と圧力が上昇しつづけた。「制御できない」。うめき声が出た。「爆発するぞ!」―。
その場から全員が退避した。建物から走り出て、出来る限り安全な場所に体をひそめた。
爆発した。炎が噴き上がった。夜空を焦がした。工場建物は燃えあがった。入口という入り口、窓という窓から、「炎の舌」がせり上がった。
警察は午後11時ごろまでに、工場周辺を閉鎖した。消防が駆けつけ、消火活動を開始。ほどなくして火災の制圧に成功した。
現地当局は事故原因は調査中と表明した。
当初は「製糖工場が爆発」と伝えられた。同じ会社が製糖事業を行っていたためだが、合成ゴム製造の反応容器の爆発と訂正された。
同爆発で、死傷者は出なかった。(編集担当:如月隼人)
ソース:サーチナ 2014-10-10 20:59
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