【町山智浩】<映画の見方>がわかる本【検証】at MOVIE
【町山智浩】<映画の見方>がわかる本【検証】 - 暇つぶし2ch28:名無シネマさん
14/07/17 21:24:38.44 sFqAGaNc
>>25
> まず結論から言うと&nbsp;スピルバーグもそんなこと言ってない&nbsp;です

ありがとうございます。
単純に、引用されている文面からだと
スピルバーグ発言として書いているように読めましたが、
そこも怪しいんですね。

29:名無シネマさん
14/07/17 21:59:51.03 JXcCf5s6
「俺はりんごを食う。つまりアップルだ」
名言w

後者のアップルがMacintoshのアップルになるらしい。「りんごを食う」つまり「Macintoshだ」って例文にしてもメチャクチャw

例文にするならこうじゃない?
「俺はフル・フロンタルだ。つまり素っ裸だ。」
これをまっちーは
「俺はフル・フロンタルだ。つまりフルに前面だ」
と言ってしまった。それだけ

frontal=前面

30:名無シネマさん
14/07/21 05:17:07.71 bEGk2DpY
>>25
>スピルバーグは、
>「君が監督なんだから、どうしてもこのシーンが必要なら残したまえ」
>と味方してくれた。「僕にもこのシーンはさっぱりわからないけどね」
これは

「神よ感謝します」とAは言った。「アーメン」

みたいに、話者を特定する言葉が一段落の最初の文章にだけあるタイプの
翻訳調の文体(おそらくダンテの言葉がこの構文になっていたのだろう
だから「わからない」の主語はスピルバーグでFA
ダンテがスピルバーグに言われた内容を解説を交えつつ繰り返している、という態だろう

ただスピルバーグが本当にそういったかどうかはダンテとスピルバーグ以外はわからないと思うが

31:名無シネマさん
14/07/21 07:56:25.14 PnJ0lgew
まあ一次資料あるの?というハナシやね。
根拠なしで書いてるなら完全に捏造だけど。。。

32:名無シネマさん
14/07/21 21:16:45.84 8HjcPpdy
【事実は?】ロボコップ

町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」
第7章『ロボコップ』
P195-196スピルバーグの手紙

ロボコップ(1987年)を監督したポール・ヴァーホーヴェンは、
オランダでは物議を醸す映画を撮る監督として知られていました。
そんなヴァーホーヴェンにスピルバーグがコンタクトをとります。

>スピルバーグは、オランダにこんな電話をかけてきた。
>「あなたのような才能にはオランダでは狭すぎます。ハリウッドに来てください」

この節の見出しは「スピルバーグの手紙」となっているのですが、
町山氏の文章においてはスピルバーグからの「手紙」は登場せず、
「電話」だけが紹介されています。

スピルバーグから来たのは「手紙」だったのか、「電話」だったのか?

10 Things You Didn't Know about Paul Verhoeven
URLリンク(www.ghosts.org)
when Paul was still making Dutch films, Steven Spielberg called him
and encouraged him to try his hand in America.

33:名無シネマさん
14/07/21 21:21:32.10 8HjcPpdy
【事実は?】ロボコップ

町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」
第7章『ロボコップ』
P196ホモレイプ?

>八〇年春、ヴァーホーヴェンは初めてアメリカの地を踏んだ。
>最初、スピルバーグは親友のジョージ・ルーカスに
>『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』の監督として
>推薦しようと思ったが、やめた。
>「だって『スペッターズ』みたいにジェダイがホモレイプし始めたら困るからね」

この話者は、やはりスピルバーグなのでしょうか?

『スペッターズ』(1980年)というのは、ヴァーホーヴェンが監督した
映画でホモレイプ・シーンが登場するらしいのですが、本当に
スピルバーグはこんなことを言ったのか?

"I suppose he was scared," Verhoeven would later comment,
"that the Jedi would immediately start fucking."
URLリンク(www.empireonline.com)

このコメントは、ヴァーホーヴェンが推測として言ってるんですね。
しかも"fuck"とは言ってますが、「ホモレイプ」とは言ってない。

別のソースでは、ヴァーホーヴェンの推測として、
「ジョージ・ルーカス」が嫌がったことになってます。

Verhoeven made the following comments to the media:
"I guess George was a afraid the Jedi would start fucking rightaway"
URLリンク(www.cookdandbombd.co.uk)

34:名無シネマさん
14/07/29 10:30:22.15 q1rZ+ZHQ
【事実は?】未知との遭遇

町山氏が参考にした資料ではないものですが、
ジョン・バクスターによるスピルバーグの伝記
『地球に落ちてきた男 スティーブン・スピルバーグ伝』を
読んでいたら、『未知との遭遇』の章でトリュフォーが
取り上げられていたので、その部分を引用しておきます。

>トリュフォーがスピルバーグに会ったときの第一印象は、
>アメリカの映画監督の例にもれず、彼も海外の映画について
>ほとんど何も知らないというものだった。

>スピルバーグは、フランスで一番好きな監督はルルーシュだと
>打ち明けた。ルルーシュの甘ったるくけばけばしい表現方法を
>トリュフォーは非常に嫌っていた。

>スピルバーグが『リオの男』の監督フィリップ・ド・ブロカに
>ファンレターを書いたことも、トリュフォーにとっては嬉しく
>ないことだった。

>スピルバーグはジャン-ポール・ベルモント主演のアクション・
>コメディ『リオの男』を九回も見て、こんなすばらしい映画は
>いままでになかったし、これからもないだろうと手紙に書いた
>のである。

35:名無シネマさん
14/08/02 00:39:14.02 AZ0ci4+V
883 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 09:01:04.47 ID:ERj+y3kq
やたらとフランクに語るスピルバーグ
会ったこともないのに

886 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 11:29:04.85 ID:RywYO2hh
>>883
「スピルバーグは僕ですから!わかるんですよ」って何回も聞いたなぁ
タランティーノの一人称も勝手に「オイラ」にしたの初めて読んだ時も気持ち悪すぎて鳥肌立ったな

887 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 11:31:50.04 ID:aVtXr9Yr
>「スピルバーグは僕ですから!わかるんですよ」って何回も聞いたなぁ
そのくせ「戦火の馬」とか第一次大戦薀蓄だけ書いて逃げてたようなw

888 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 12:30:41.64 ID:wjGwyZ4R
町山さんは
霊能者なんですか?w

890 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 13:15:46.98 ID:aVtXr9Yr
「スピルバーグは僕」なら、もっと深いところを「解説」できるんでは?
よもや通過儀礼と宗教モチーフが見つけられないとなんにも語れんということもあるまいに

954 :名無シネマさん:2014/07/31(木) 14:21:01.67 ID:EYMww0We
脳内スピルバーグですか!w

36:名無シネマさん
14/08/13 09:05:38.19 hEFaWdv7
【正しくは?】フルメタル・ジャケット

少し前のことですが、キューブリックの『フルメタル・ジャケット』の
題名にふれた町山氏の文章が話題になりました。町山氏の

<第17回>『光あれ(Let There Be Light)』
URLリンク(www.shueisha-int.co.jp)

というコラムにおいて、当初は、

>心を守る冷たく無感動な鋼鉄の鎧をつけさせるのだ。
>つまりフルメタル・ジャケットを。

と書かれていた部分を、とあるtwitterユーザーの指摘を受け、町山氏は、

>心を守る冷たく無感動な鋼鉄の鎧をつけさせるのだ。
>柔らかい鉛の弾頭が変形して貫通力が弱まるのを防ぐために、
>銅で覆った「フルメタル・ジャケット(完全被覆弾)」のように。

と訂正しました。そして、町山氏が、このtwitterユーザーとのやりとりの中で
十年ほど前に「フルメタル・ジャケット」について書いた記事について
言及していたので探してみたところ、それが『映画秘宝』2004年4月号
に掲載されていることがわかりました。

その『映画秘宝』を取り寄せてみると、次のように書かれていました。

>生き残るにはハードな心でなければ。
>銅で完璧に包まれたフルメタル・ジャケット
>(完全被甲弾)のように。

と、修正後の内容に近い記述がなされていました。

37:名無シネマさん
14/08/13 09:08:56.45 hEFaWdv7
ところで、問題なのは、この続きです(注、『ショート・タイマーズ』は原作小説のタイトル)。

>『ショート・タイマーズ』ではタイトルとして弱いと思った
>キューブリックは銃のカタログをめくっているとき、
>フルメタル・ジャケットのライフル弾を見て、映画の題名とした。

町山氏はキューブリックが「ライフル弾を見て、映画の題名とした」
と書いています。この部分は間違いでは無いのですが、正確では無いようです。

町山氏の『<映画の見方>がわかる本』の『時計じかけのオレンジ』の章の参考文献
としてお馴染みの『キューブリック全書』の303ページには次のような記述があります。

>ハーによれば、キューブリックが「フルメタル・ジャケット」
>という言葉を見つけたのは銃のカタログで、そこに鉛の
>小銃弾を包む銅製の鞘(さや)を記述するのに使われていた。

ハーというのは脚本を担当したマイケル・ハーのことで、この記述の元ネタは以下の文章です。

The Forward to Full Metal Jacket by Michael Herr
URLリンク(www.visual-memory.co.uk)
At least from the day that Stanley saw the phrase "full metal jacket"
in a gun catalogue and found it "beautiful and tough, and kind of poetic,"
he had taken the book and the script, the cast and the technicians, into his obsession.

町山氏は、「ライフル弾を見て」と書いたわけですが、
ハーがわざわざ「the phrase "full metal jacket"」と記述しているように、
キューブリックは、銃のカタログに"full metal jacket"というフレーズを見つけ、
それを"beautiful and tough, and kind of poetic"と感じて、映画の題名に採用したわけです。

つまり、映画の題名としての「フルメタル・ジャケット」は、
ライフル弾(完全被甲弾)だけを指し示すものと狭く受け取るのではなく
「詩的に」多様に解釈する方が正しいと言えそうです。

38:名無シネマさん
14/08/31 22:07:19.28 NH8e25Xc
【デブは醜い?】ヒッチコック『めまい』

町山氏の『トラウマ恋愛映画入門』は、その多くの章が
「粗筋しか書いていない」と批判されていますが、
ヒッチコックの『めまい』を取り上げた章
「ヒッチコックはなぜ金髪美女を殺すのか?」は
なかなか読み応えがあります。

というのも、この章に関してはネタ本があるんですね。

それは生前のヒッチコックと親交のあった映画ジャーナリストの
ドナルド・スポトーがヒッチコックの死後の1983年に出版した
"The Dark Side of Genius: The Life of Alfred Hitchcock"という本の
邦訳版『ヒッチコック―映画と生涯』です。
URLリンク(www.amazon.co.jp)
URLリンク(www.amazon.co.jp)

この本の『めまい』、『鳥』の部分をうまくまとめてあるわけです。

しかし、『トラウマ恋愛映画入門』と『ヒッチコック―映画と生涯』を
読み比べているうちに、あることに気がつきました。

ヒッチコックが女性に対して奥手であったことを示す記述ですが、
まず『トラウマ恋愛映画入門』の86ページより

>ヒッチコックは監督として成功してから、美しい女優と恋愛する
>チャンスもあったが、スポトーによると「自分は醜いと思いこみ、
>最初から恋愛をあきらめていた」という。

39:名無シネマさん
14/08/31 22:08:10.84 NH8e25Xc
ところがスポトーの『ヒッチコック―映画と生涯』下巻152ページには
次のように記述されています。

>また肥満した体のために女性を寄せつけないところがあるため、
>女性たちからの(だいたいは想像上の)誘惑からも、
>他の男との競争からも逃れることができた。

「美醜」の感覚とは主観であるため、町山氏の主観では
「肥満」=「醜い」のかもしれませんが、ここはいちおう
「スポトーによると」と断っているわけですから、

>スポトーによると「肥満した体のために女性が寄りつかない
>と思いこみ、最初から恋愛をあきらめていた」という。

とすべきではなかったかと思いますが、いかがでしょうか?

40:名無シネマさん
14/08/31 22:09:13.66 NH8e25Xc
余談ですが、この『めまい』のコラムが掲載された『小説すばる』2013年1月号の
発売日は、2012年12月17日で、タイミングとしては2012年11月に
アメリカで公開された映画『ヒッチコック』にあわせたものと思われます。

この『ヒッチコック』は、映画『サイコ』の製作過程を縦軸に
ヒッチコックの金髪美人への偏愛や、妻であり良きパートナーでもあった
アルマの不倫(未遂?)などを描いた映画です。

実話をもとにしているものの、多分にフィクションが含まれているようですが、
最後にヒッチコックは、妻のアルマに、
「君ほどのブロンド美人は、私の作品にも登場しない」と告白するなど
「夫婦もの」の映画としてみれば、なかなかの良作と言えそうです。

町山氏は、この『ヒッチコック』については、何も語っていないようですが、
是非とも町山氏の感想を聞きたいところですね。

41:名無シネマさん
14/09/01 12:12:12.30 cxZOeDGf
若いころのアルマは美少女だよ
NHKでやってた特集番組で
画像見てビックリした

42:名無シネマさん
14/09/01 23:50:34.61 WeEkt+gy
【検証】『タクシードライバー』と『暗殺者の日記』の関係について

町山智浩『<映画の見方>がわかる本』の第7章『タクシードライバー』
において示されている『タクシードライバー』と『暗殺者の日記』の関係に
ついて検証します。

まず、『<映画の見方>がわかる本』170ページより

>一九七二年、脚本家志望のポール・シュレイダーは入院中の
>ベッドで『暗殺者の日記(Assassin's Diary)』という本を読んで、
>映画『タクシードライバー』のヒントを得た。
>『暗殺者の日記』は、アラバマ州知事ジョージ・ウォーレスを
>銃撃した犯人アーサー・ブレマーの日記である。

しかし、アメリカのAmazonによるとAssassin's Diaryが発売されたのは
1973年であることがわかります。 URLリンク(www.amazon.com)

では、入院中のポール・シュレイダーが読んだものはなんだったのでしょうか?
『<映画の見方>がわかる本』の巻末に参考文献としてあげられている
Amy Taubinの"Taxi Driver"には、次のような記述があります。

The front page stories about Bremer, along with Sartre's Nausea,
Dostoevsky's Notes from the Underground and Robert Bresson's film
Pickpocket (1959), directly inspired Paul Schrader's Taxi Driver screenplay.

"The front page stories about Bremer"とは、「ブレマーに関する新聞の一面記事」
のことであり、入院中のポール・シュレイダーは、ブレマーに関する記事を読んで、
インスパイアされたようです。

また、Amy Taubinによると、退院したポール・シュレイダーは『タクシードライバー』の
脚本を書き上げ、その後に、書籍として出版された『暗殺者の日記』を読んだそうです。

43:名無シネマさん
14/09/01 23:53:13.16 WeEkt+gy
上で紹介したAmy Taubinの記述には、"The front page stories about Bremer"の
ほかにもポール・シュレイダーにインスピレーションを与えた作品があげられています。

Sartre's Nausea (サルトルの『嘔吐』)
Dostoevsky's Notes from the Underground (ドストエフスキーの『地下生活者の手記』)
Robert Bresson's film Pickpocket (ロバート・ブレッソン監督の映画『スリ』)

この中でも、特に重要な作品が、"Sartre's Nausea"(サルトルの『嘔吐』)です。

なぜ、この作品が重要かと言えば、ポール・シュレイダー自身が、
「脚本を書く直前に読み直した」と語っているからです。

もう一つの参考文献である"Shcrader on Schrader"の抜粋記事より
(PSは、ポール・シュレイダーのこと)

URLリンク(www.theguardian.com)
PS:
The book I reread just before sitting down to write the script was
Sartre's Nausea, and if anything is the model for Taxi Driver, that would be it.

「『タクシードライバー』のモデルがあるとすれば、それ(サルトルの『嘔吐』)である」
とポール・シュレイダーは語っています。

『<映画の見方>がわかる本』の『タクシードライバー』の章において、
町山氏は、『暗殺者の日記』のほかには、ドストエフスキーの『地下生活者の手記』
については触れていますが、サルトルの『嘔吐』については言及していません。

これは、いったいどういうことなのでしょうか?

44:名無シネマさん
14/09/02 07:28:39.86 R63RTGT7
2011.10.28 UPDATE
浅草キッド 水道橋博士が選ぶ「私の世界観を変えた3冊」
ナビゲーター:芸人 水道橋博士
URLリンク(myvaio.sony.jp)

【作品紹介】
『映画の見方がわかる本』

『2001年宇宙の旅』にはナレーションの解説がついていた。
『地獄の黙示録』のシナリオはベトナム戦争を礼賛していた。
『時計じかけのオレンジ』も『タクシードライバー』も実話だった・・・。
など、わからない映画がわかり始める、隠された事実の数々。

著:町山智浩 発売日:2002年08月 出版社:洋泉社

45:名無シネマさん(東京都)
14/09/04 10:51:35.46 xh/s8wjs
サルトルの「嘔吐」が「タクシードライバー」にどう影響を与えているのか、所感を述べて下さい

46:名無シネマさん(東京都)
14/09/04 18:11:05.30 5mImRNep
グランド・セフト・嘔吐

47:名無シネマさん(catv?)
14/11/13 14:59:57.34 fj+cs5vj
町山隆法w

48:名無シネマさん(SB-iPhone)
14/11/13 16:52:39.52 yppUcp86
本人が話していないことをいろいろ知っているのはやっぱり守護霊に聞いたのか
さすがアメリカ在住のアドバンテージだな


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