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総連の後ろ盾…北朝鮮工作機関トップが死亡 日本人拉致に関与 日朝関係に影響も
2014.10.31 10:00更新
【北京=桜井紀雄】前身の組織が日本人拉致にかかわった北朝鮮の工作機関、
「225局」のトップが死亡したと伝えられていたことが30日、複数の日朝関係者への
取材で分かった。同局は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)を指導する機関でもあるが、
トップの死亡で事実上、別の対南工作機関に吸収される見通し。日朝協議につながった
北朝鮮での墓参事業を仕掛けた機関だけに、拉致被害者らの再調査など日朝関係にも
影響しかねない。
日朝関係者らによると、死亡したのは225局の局長だった
康寛周=通名・姜周一=氏(78)。癌を患って3日に死亡し、5日に葬儀が行われ、
7日に北朝鮮の功労者を弔う愛国烈士陵に埋葬されたという。
朝鮮総連の許宗萬議長が日朝合意に基づく制裁解除で8年ぶりに訪朝していた
最中だった。9月6日の許氏らの歓迎会にはつえをついて出席していたという。
許氏にとって康氏は「最大の理解者」(日朝筋)といわれた。
225局の前身の朝鮮労働党対外連絡部は1980年代、
欧州での有本恵子さん(54)=拉致当時(23)=の拉致事件などにも関与した。
225局に移ってからも朝鮮総連を使った民主党政権などへの政界工作を仕掛けていた。
先の大戦に絡み、朝鮮半島で死亡した日本人の墓参事業を日本側へ働きかけるよう
朝鮮総連に指示したのも同局とされる。墓参事業は、遺骨調査の形で日朝合意に
盛り込まれ、北朝鮮の特別調査委員会による拉致再調査にもつながった。
康氏死亡が事実だとすると、金正恩第1書記が公の場に姿を現さなかった時期とも
重なり、弔問では金第1書記から花だけが贈られたという。許氏は本国との連帯を
強調すべき訪朝で最高指導者と公式面会できず、康氏の後ろ盾も失うことになり、
朝鮮総連指導部には二重の打撃となった。