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GE、現代自との韓国合弁2社から撤退検討＝関係者
2014 年 10 月 31 日 07:03 JST
米ゼネラル・エレクトリック（GE）は、現代自動車と設立した自動車ローンと
クレジットカードの合弁会社持ち株を売却するため、初期段階の協議に入った。
事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
交渉が成立すれば、GEは10億ドルを超える売却益を手にできる公算が大きいが、
10年にわたった現代自との提携は解消することになる。
GEが売却を模索しているのは、自動車ローン会社の現代キャピタル・サービシズ
（HCS）とクレジットカード会社の現代カード。
GEは全世界で消費者金融事業から手を引く動きを進めている。
事情を知る関係者の1人によると、GEはこの合弁2社に約10億ドルを投資し、
両社の株式を43％ずつ保有する。すでに配当を通じて投資資金の一部を回収しており、
売却しても投資収益はプラスを確保できるとみている。
売却交渉は、先買権を持つ現代自との間で現在進んでいる。具体的な売却額は明らか
でないが、この保有株の簿価は2013年末時点で2兆2500億ウォン（約2330億円）に上った。
類似企業の評価額に基づくと、簿価の半額以上にはなる可能性が高い。
現代自のイ・ウォンヒ最高財務責任者（CFO）は先週、投資家との電話会議で
「現時点でGEから株式を買う計画はない。ただ、その可能性については年末までに
検討する」と話した。一方、GEはコメントを控えた。
この関係者はまた、現代自は合弁発足時の合意に基づく株式先買権を持っているため、
GE保有株の買い手として最有力視されると指摘。世界的に自動車ローン会社の大半は
自動車メーカーの100％子会社だと続けた。この合弁2社は、同じ経営陣が率いている。