14/10/27 16:23:16.18 Tzg0UdyV
【歴史戦 第7部 崩れ始めた壁(2)】韓国「真相明らかにして何が残る」 ずさんな元慰安婦聞き取り
2014.10.27 11:30更新
◆談話急いだ“夏の虫”
韓国で戦後補償問題に取り組む市民団体「太平洋戦争犠牲者遺族会」(会長・梁順任=
ヤン・スニム)はこの9月、日本政府が平成5年7月にソウルの遺族会事務所で実施した
元慰安婦16人への聞き取り調査の映像の一部を「河野談話 生きている証拠」と題して
公開した。聞き取り調査は、慰安婦募集の強制性を認めた同年8月の河野洋平官房長官
談話の作成過程で行われたもので、非公開が前提だった。
遺族会が公開に踏み切ったのは「安倍晋三政権が談話を極度に傷つけているため、
証言の証拠が存在することを知らせる」ためだという。だが、映像公開はかえって
聞き取り調査のずさんさを裏付けた。
映像は5日にわたる聞き取り調査を17分ほどに短くまとめたもので、
16人中、金福善(キム・ボクソン)と尹順萬(ユン・スンマン)の2人が登場する。
「真相究明のために誠意を持って取り組みたい」
神妙な面持ちでこう語る日本側担当官の様子や、聞き取り調査にオブザーバーとして
加わった弁護士の福島瑞穂(前社民党党首)が、金の隣に寄り添うように座る姿も映っている。
遺族会は3年12月に日本政府を相手取り、慰安婦問題で、賠償訴訟を起こした
当事者団体でもあった。当時の日本政府の内部資料によると、政府側は遺族会の姿勢に
ついて次のように分析していた。
「『訴状を参考資料として用いよ』『証言聴取の際には、遺族会としてビデオを
入れる』など、この証言を契機に、慰安婦問題について今後の裁判、
わが国への補償要求につなげていこうとの意図とみられる発言も随所にある」