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オランダ外相「河野談話の継承、日本の意向支持する」
2014年10月4日17時55分
オランダのティマーマンス外相は3日、第2次世界大戦中に日本軍が占領した
旧オランダ領東インド(現インドネシア)での慰安婦問題は、
「強制売春そのものであることには何の疑いもない、というのが我々の立場だ」
と発言し、慰安婦問題を巡る謝罪と反省を表明した河野談話について、
見直しを求める日本国内での動きを牽制(けんせい)した。
ハーグの同国外務省で、日本メディアを対象にした記者会見で発言した。
ティマーマンス氏は、「河野談話は、この問題に関する両国間の対話の良い前提と
なってきた。我々は、日本政府が河野談話を継承する意向であることを完全に支持する」
と表明。
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1994年1月に、オランダ政府が公文書館で調査した結果をふまえて当時の外相が
出した強制性についての報告書を根拠に「自発的な売春行為などではない」と断言した。
「実際に経験したオランダ国民やその子孫にとっては、今なお痛みを伴うことであり、
両国が高官級で接触する際には、常に提起されるということを理解してもらいたい」
とも語り、終わった過去の歴史ではないことを強調した。
ティマーマンス外相は、この夏ウクライナ東部でマレーシア機撃墜事件が起きた後、
対ロシア非難の国際世論形成など、多国間外交の手腕で注目を浴びた。
欧州連合(EU)で11月に発足する次の欧州委員会(内閣に相当)で、
新設の第一副委員長ポストに就くことが決まっている。記者会見は、
ウィレム・アレキサンダー国王が今月末に国賓として訪日する機会を前に、
オランダ外務省が招いた日本の活字メディアを対象として開かれた。(ハーグ=梅原季哉)