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【コラム】中国の求愛攻勢、韓国はどう向き合うべきか
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9月26日に行われた亜州大学中国政策研究所(キム・フンギュ所長)設立記念国際学術会議
で、米国のTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)問題をめぐって、韓中の専門家間で攻防が
繰り広げられた。中国軍事科学院アジア・アフリカ軍事研究室主任(現役の准将)の王宜勝氏
は「THAADシステムが韓国に構築された場合、韓国は米国の対中封鎖の最も確実なパートナー
になる。これは、中国の安全保障上の利益にとって重大な脅威となるため、必ずや強力な
反撃措置を取るだろう」と警告し「THAAD基地は中国の戦略兵器の攻撃目標になるだろう」
とも語った。
韓国側の専門家は、王氏の主張に反論した。韓国国防部(省に相当、以下同じ)の関係者は
「北朝鮮が核兵器を小型化・精密化している状況で、韓国が核ミサイル防衛システムを備える
のは当然」と指摘した。
別の専門家は「THAADは中国封鎖用というだけで韓国の役に立たない、という王氏の発言は
『ファクト(事実)』の面で誤っている。THAADは、長距離であれ中・短距離であれ、(弾道ミサイル
が地上に落下していく)終末段階において高度150キロ以下でミサイルを迎撃するシステムで
あるため、韓国に向かう北朝鮮のミサイルを防衛するのに役立つ」と反論した。
この日の論戦は結論が出ないまま終わったが、このところ韓国が直面している米中間での
「サンドイッチ状態」を象徴的に示している。中国を軍事的に封鎖しようとする米国と、この
封鎖網を突破しようとする中国の間で、韓国の政策選択は次第に困難を増しつつある。アジア
・インフラ投資銀行(AIIB)の問題もそうしたケースの一つだ。今年7月初め、習近平国家主席の
訪韓直前、米国財務省の高官が2度にわたって韓国を訪れた。財務省高官は「韓国が中国
主導のAIIBに参加してはならない」と強く要求したといわれている。