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鳴潮 10月4日付
このごろ都ではやるもの。反日、国賊、非国民。
こうののしればどれぐらい、気持ちいいかと当方も、使ってみれば当て外れ、
嫌な気分がするばかり。さて、なぜだろうかと考える
いろいろと理由は思いつく。最も憂鬱(ゆううつ)なのは、語に潜む暴力の影である。
連続企業爆破事件を引き起こした東アジア反日武装戦線、朝日新聞記者を殺害した
赤報隊、真っ黒の街宣車。戦時中を生きた人なら、なおのことだろう。
高度成長すら知りかねる当方も、暴力の記憶とともにある言葉だ
もはや議論の余地なし、直接行動あるのみといった感覚である。やたらと扇情的で、
レッテル貼りぐらいにしか使えない。再び、こんな言葉が飛び交う昨今、
いずれこうした反応が出ると予想していた人は少なくあるまい
いわゆる従軍慰安婦報道に携わった朝日新聞元記者が勤務していた大学2校に、
複数の脅迫文が届いた。「辞めさせなければ学生に痛い目に遭ってもらう」
「くぎを混ぜたガスボンベを爆発させる」。
はあ? 学生に何の罪がある。日本人はこんなに愚かだったか
誤報から30年余り。少なくとも1990年代には「吉田証言は虚偽」と研究者の
間で定説になっていたという。でも、いわれなき中傷を覆せなかったのはなぜだろう。
問題は複雑で深刻だ。脅迫文を送る前に考えるべきことは山とある。
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