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【桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸】
韓流ドラマ超え 金正恩第1書記の生母、高英姫氏の隠された波乱人生
日韓両政府の資料や北朝鮮関係者の証言などによると、高英姫氏は1952年6月26日、日本最大の
コリアタウンとして知られる現在の大阪・鶴橋付近で誕生。10歳当時の62年10月、家族と一緒に
「帰国船」に乗って北朝鮮に渡ったとされる。
北朝鮮は「地上の楽園」だと日本のメディアも巻き込んで喧伝(けんでん)され、大半の在日朝鮮人の
出身地が南の韓国だったにもかわらず、約9万人もの人が北朝鮮に“帰国”した。共産主義国家への
あこがれがまだ力を持っていた一種の熱狂の時代だった。
国情院が公表した高英姫氏の父の名前は高京沢(ギョンテク)。この名前を手がかりに高英起さんは、
北朝鮮宣伝の一環で日本で発行されていた写真誌「朝鮮画報」の1973年3月号から《帰国者だより
-咸鏡北道ミョンガン化学工場生活必需品職場コ・ギョンテクさん一家》と題した家族写真を見つけ出す。
写真に付随して「次女ヨンジャは功勲俳優として活躍している」との記述がある。「ヨンジャ(英子)」こそ、
さらに改名し、金総書記に見初められることになる英姫氏だ。
まさかはるか先に「国母」になるとは予想だにされなかった当時、在日朝鮮人出身という出自が堂々と
掲載されていた。日本で出版されたがために回収されることもなく、英姫氏の出自を裏付ける一級資料が
残されることになった。