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ビートたけしの小沢一郎評「顔が全てを語っている」(『新潮45別冊・「小沢一郎」研究 2010年04月号』)
おいらが小沢さんに会ったのは、自民党と自由党が連立政権を成立させたころに
対談したのが最初で最後だね。すごく優しい顔して、「どうも、どうも」って
挨拶をしてきた。対談の終わりには、グローブつけて、おいらと打ち合いの
真似までしてくれて、満面に笑みを浮かべていた。
笑ってしまうのは、さんざん政治献金問題で叩かれて秘書が逮捕されたころに、
地方回りをしていた時の笑顔。おいらと対談していた時の顔と全く同じなんだよ。
いわゆる選挙用の顔だったわけで、おいらもまんまと騙されちゃったのかと思ったね。
この人はしょせん選挙屋としか呼べない人でしょう。野球賭博のハンデ師とか、そういうタイプだね。
小沢さんという政治家はテキ屋としての手腕は見事だけど、何一つ国のことを考えてないんじゃないか。
「普通の国を目指す」とか言っていたけれど、言ってることの内容は区会議員のレベルだよ。
対談のときだって、おいらが「憲法改正」だの、「選挙権を制限しろ」だのいろいろ
挑発的なことを提案しても、ちっとも乗ってこない。終始、例のニコニコ顔をしているだけ。
ようするに、どぶ板選挙に勝つことしか考えていない。だから勝つためには、ばら撒きだろうが
何だってやる。「子ども手当」なんて、路上生活者にふるまわれる炊き出しと何も変わらない。
対談で「僕らが一番重点的に訴えているのは日本人のあり方、教育の問題です」と言って
いたけれど、それで民主党政権が決めた政策が高校無償化だって。呆れ果てて笑うしかないね。
結局、小沢一郎というのは、票にさえなれば、誰にでも頭を下げるし、何でもやる。
品物を売るためにはどんなことでもやる商売人と同じ感性の人でしかないんだ。
田中角栄みたいになりたいんだろうけど、たけし軍団で言うと、松尾伴内が間違って「殿」と
言われるようになってしまったようなもんだよ。
おいらみたくなろうとしたら、おいらの真似をしても無理で、まったく別なところから出ないといけない。
それと同じで、田中軍団にいて田中角栄の真似をしても、ミニ角栄にすらなれないんだ。小沢さんはそこを明らかに勘違いしているね。
しかし、小沢さんのどこが嫌いなのか考えみたら、それはあの人の人相だよ。昔「北野印度会社」という
カレー屋やっていたときに、金を持ち逃げした従業員に顔がそっくりなんだ(笑)。やっぱり人間、顔が全てを語る。