16/05/20 19:24:05.67 CAP_USER.net
任天堂が正念場を迎えている。
3月に第1弾を配信開始したスマートフォン向けゲームの成否を含め、
今年度は来年度以降に事業を拡大していけるかを占う1年になる。
なかでも注目されるのは、開発中の次世代機「NX」だ。
同社の平成28年3月期連結決算は売上高が8・2％減の5044億円で、
減収は22年3月期以降7期連続。
22年3月期は、前期に2595万台を記録した据え置き型ゲーム機「Wii（ウィー）」の販売が
減少に転じた時期と重なる。
Wiiがピークだった21年3月期の同社の売上高は1兆8386億円。
営業利益は5552億円で、28年3月期（328億円）の約17倍あった。
その後、23年2月に発売した携帯型ゲーム機の「ニンテンドー3DS」、
翌年11月の据え置き型「WiiU（ウィー・ユー）」が苦戦。
WiiUの発売当時は米国の現地法人会長だった君島達己社長は
「Wiiがあまりにも売れてしまったのが要因」と振り返る。
同社はNXを来年3月に国内外で発売すると発表した。
君島社長は会見で、WiiUの出荷を前期の
約4分の1に当たる80万台に抑え、「NXがWiiUの減少をかなりカバーする」と話した。
1年間の業績を、1カ月のNXの売れ行きが大きく左右する。
ゲーム業界の特殊性といえるかもしれないが、任天堂の強い自信をうかがわせる。
どこまで爆発力のあるゲーム機になるのか。
スマホとの連携など新技術の導入が予想されるが、
「ハードとソフトの両方がきちんとそろい、発売開始からきちんと遊んでもらうことが大事」と君島社長。
内容の発表は年内にも想定される。世界のゲームファンがじりじりして待つことになりそうだ。
（牛島要平）
5/19 ITmedia ニュース
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