16/02/03 15:12:03.03 CAP_USER.net
2016年2月2日,任天堂は第3四半期決算を発表した。
それによると,2015年4月1日からの累積業績は売上高4256億6400万円,
営業利益424億8500万円,純利益405億5800万円となっている。
年末商戦期を含むこの時期(10月1日~12月31日)の決算は,
年度中でも非常に大きな意味を持つ。かつては年末商戦期を得意としていた任天堂だが,
最近では年末期の売り上げ突出も控えめになってきている。
同四半期で見ると,昨年と比べて欧州での売り上げは横ばいだったものの,
北米でのホリデーシーズンは1億ドルの売り上げ減となっている。
全体では,昨年比で500億円の売り上げ減となった。
内訳としては,ハードウェア売り上げの伸びに対してソフトウェア売り上げの低下が見られており,
大ヒット作を複数出しながらも全体的にはソフト売り上げ自体は縮小傾向となっている。
ハードの伸びがソフトの売上高に直結していないのだが,
ソフトウェア売り上げに占めるダウンロードでの売上高を見ると昨年比で1.5倍と大きく伸びており,
利益率の高いダウンロード販売にシフトしてきていることは予測でき,
これは売上高の低下に対する営業利益の上昇などを見てもうかがえる。
営業利益の上昇に対して純利益が低下しているのは,
昨年度非常に大きかった為替差益を含む営業外収益が縮小しているためだ。
全体的には利益率が向上しており,第1四半期から3四半期連続で純利益が黒字となるのは
2009年以来のことだ。
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