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岩田聡前社長が植えた種が徐々に芽吹き始めている。
29日、都内のホテルで経営方針説明会を開催した任天堂。
今年3月に岩田前社長がスマートデバイス向けゲーム事業に参入すると発表して以降、初めてその一端を明かした。
第1弾のタイトルは「Miitomo(ミートモ)」。自分の分身となるキャラクター「Mii」を通じ、
友だちとの交流を深めるアプリで、最初は誰でも無料で楽しめる。
「ところであなたは休日に何をしていますか?」。アプリ内のキャラクターがいろんな質問をユーザーに投げかけ、
それに答えると、「つい言っちゃったことをおしゃべりなMiiが勝手にシェアする」(任天堂の説明映像)といった内容で、
ゲームというよりは、ツイッターなどのコミュニケーションツールを発展させたような概念だ。
市場やメディアに広がる失望感
任天堂が28日に発表した2015年4~9月期の決算は、売上高が前年同期比19.1%増の2041億円と堅調に推移。
営業損益は89億円と、中間期としては5年ぶりに黒字転換した。この明るい話題に続き、ミートモの概要が明かされた。
岩田前社長の死去を受けて9月に就任した君島達己社長は、「言わば『ネタふりコミュニケーション』。
能動的に発信することに消極的な人も参加しやすい、という利点があり、友だちの知らなかった意外な一面や、
思いがけない共通点を発見できる、という特徴がある」と説明した。Miiの着せ替えやミニゲームなど課金要素も盛り込む。
ただし、これまで「年内」としていた配信時期は、2016年3月に延期となった。
これを受け、任天堂の株価は2日連続で続落。30日の終値は延期発表前の28日から3530円安の1万9480円まで急落した。
任天堂のスマートデバイス向けゲーム事業で協業するディー・エヌ・エー(DeNA)の株も一時、
ストップ安まで売られる事態となった。
「ゲームではないのか」「マリオじゃないのか」「今期決算には反映されないのか」……。
失望感が市場やメディアに広がるが、希望の種が消え失せたわけではない。第1弾の投入が3カ月、ずれ込むだけだ。
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11/2 日経ビジネスオンライン
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