14/10/06 00:05:13.67 Gfz/Cjk6
さて、長々とネタバレあり感想書くが、嫌なら見るな
細かく書くと長くなる
やっぱり3Dで見た方が絶対良い映画だったな
2Dで見るのが勿体ない
大きく分けて7つのエピソードを中心に話が作られているが本当にテンポよかったな
テンポが良かったのに場面の移り変わりも自然だったし駆け足感もあまりなかった
単純に考えて1エピソード10分としたら合計70分なんだが、残り25分と合わせて上手く配分で来ていた様だ
原作とは違ってのび太のところに来る前のドラえもん視点・セワシ視点が描かれていた
原作だとのび太から見ても読者から見ても突然正体不明の喋る人外人物が机の中から出てくると言う仰天があるのだが
それは原作連載当初だからの話で
今では視聴者からすればドラえもんの正体なんて分かりきっているから今更「正体不明の何かが机から~」という下りをやるよりは
最初からドラえもん視点・セワシ視点を描く事でセワシの目的を分かりやすくする事に特化した形だろう
アメリカ版ドラえもん1話もざっくり省かれていたが今回の映画でもそれに負けないくらいざっくりとしていたな
原作のセワシの説明って結構突っ込みどころあるからあえて丸々触れないようにしたのだろうか
今回ののび太はアレでも原作と比べればまだ呑み込みが早い方なんだよなw
追い出されたドラえもんとセワシがすぐ戻ってきて笑ったw
ドラえもんが未来から来た事なんか今の視聴者には分かりきっているから予言の下りが無くてもよかったのかも
アルバムがいかにも未来の世界のアルバムっぽくて良かったな
原作だと「こんな記念写真誰が撮ったんだよw」って写真もあったがあれはタイムカメラかなんかで写した物のかもな
「もしここに居たくなっても強制的に帰らされちゃうからね☆」と露骨に分かりやすい伏線台詞を言うセワシ
「ないない!絶対ない!」というその後のドラえもんの台詞もこれまた分かりやすいフラグw
ドラえもんの知識が全くなくてもこりゃ帰りたくないのに帰らなければならないくなる展開が後々来るなとすぐわかる伏線
大人向けと言いながらも、ここまであからさまにバレバレな伏線台詞をセワシに言わせたのはやっぱり子供向けも意識していたんだろうな
14:名無シネマ@上映中
14/10/06 00:07:24.29 Gfz/Cjk6
『刷り込みたまご』の下りは道具に頼りすぎてしっぺ返しや因果応報を受けるというドラえもんの定番をこの1つのエピソードで上手く視聴者に刷り込んでいた
便利な道具に頼り切っていちゃ駄目だと言う戒めを植え付けるにはこの話は間違いなく最適の採択だ
この辺ではまだ早く未来に帰りたいようでのび太とドラえもんとの関係があまり深まっていない感じだったのも印象に残った
『ムシスカン』の下りはテレビ版では自粛していた「薬状の道具をたくさん飲む→吐き出す」という原作の一連の流れをきちんと再現していたな
同様にテレビ版で自粛していた自殺するつもりなのではないかとしずちゃんが勘違いするところもぼかさず再現していた
しずちゃんがスカートを捲られた時ののび太の目線を思い出し、
パンツを見るために捲ったわけじゃなかったと気が付いてのび太の異常を察知する演出も良かった
この時の、のび太としずパパとの絡みも後の「人の幸せを願い~」という台詞に一応繋がっているともとれる
これだけだとその名台詞の根拠としては弱いが、映画では描かれていない他の所の交流でしずパパにそう思わせる節が青年のび太にあったんだろうな
ムシスカンの黒い霧の演出で3D映像には驚かされた
視聴者にもムシスカンの悪寒が伝わってくるほど不気味に漂ってくる黒い霧はまるでホラーwww
さっきも書いたがちゃんとしずちゃんが介抱してムススカンを吐き出させる流れを再現したのはこの上ないw
15:名無シネマ@上映中
14/10/06 00:08:02.99 Gfz/Cjk6
ただ尺の都合上なんだろうが、このエピソードでしずちゃんと結婚する運命に未来が変わったと言う流れはちょっと超展開だったかな
完全に変わりきった訳ではないとはいえこのエピソードだけでしずちゃんと結婚する流れになるとは…
でも何気にのび太の結婚相手がジャイ子からしずちゃんに変わった瞬間・原因が初めて判明した歴史的な瞬間だった
今作では今まで未明だった「ドラえもんが未来に帰れなければならない理由」の他にも
今まで未明だった「のび太の結婚相手がジャイ子からしずちゃんに変わった瞬間・原因」を明らかにするという大胆な試みをやっていたんだな
今まで未明だった点をあえて鮮明にしたのは複数のエピソードを一つに繋げるためのエッセンスというところだろう
それらのおかげで元々バラバラだったエピソードが1つのストーリーとして成立させられたわけだ
さらに注目すべきなのはここからのび太とドラえもんの仲が本格的に良くなり始めているところだな
しずちゃんにとってもドラえもんにとっても「ムシスカン」が一つの変化の起点になったようだ
「雪山のロマンス」は原作を知っている人ならなぜこのエピソードが抜擢されたのか首をかしげるようなお話なのだが
原作そのままではなく大幅にオリジナルアレンジすることで見事に結婚前夜へと繋がるピースになっていた
原作と違いドラえもんも途中まで一緒に来たのは青年のび太にドラえもんの姿を見せるためか
猛吹雪の3D映像が相変わらず凄い
雪山も吹雪もまるで実写だ
去年の大晦日にやったアニメ版「雪山のロマンス」と同様に青年のび太がすでにプロポーズしていたんだな
原作と違いのび太のドジさや情けなさよりもしずちゃんを気遣うのび太の優しさが強調されていた
今回プロポーズをOKしたのも後者の方が原因だろうな
16:名無シネマ@上映中
14/10/06 00:10:54.50 Gfz/Cjk6
やっぱりのび太は映画になるとカッコよくなるな
今時分の日付と時刻を記憶して未来の自分自身を信じるというのは奇策だった
自分自身を信じるという策は功をそうし駆けつけてきてくれた青年のび太はカッコよかった
(余談だが、大晦日版「雪山のロマンス」の青年のび太もしずちゃんを救いに行こうとしていた
この時の青年のび太は缶詰持ってこれからしずちゃんを助けに行こうとしていた所で既に助かっているしずちゃんと遭遇したが)
青年のび太がドラえもんを見た時の台詞や洞窟に入る前のしずちゃんの台詞もドラえもんとの別れを匂わせているのが少し切ない
当然この時代にはドラえもんはもういないもんな
ここから「のび太の結婚前夜」を見に行くまでの流れは本当にごく自然
「のび太の結婚前夜」は『正直電波』を使う下り含めて原作ほぼそのままだった
前に誰かが言っていたが「私、お嫁に行くの辞める!」って発言は原作だとギャグを兼ねたミスリードなんだよな
尺の都合かのび太達があっと言う間にすぐしずちゃんの次の台詞が入るから原作程のミスリードってくらいにはなっていなかったがね
結婚前夜のしずパパの名言はやっぱり何度聞いても感極まるものがある
しずちゃんと二人でベランダに出て星空を見上げながら語る演出も好きだ
ここのシーンには完全にはまった
眠たくなってきたから続きの感想はまた今度書く
本気で感想書くとなるとやっぱり長くなるよな
とりあえずここまで
17:名無シネマ@上映中
14/10/06 00:36:15.80 zM/AJmTZ
【ドラ泣き】STAND BY ME ドラえもん 6 【OKよ】
スレリンク(cinema板:13-16番)
感想書いたぜ
まだ途中だが
続きは気長に待て
長いが嫌なら読むな