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ジョニデも絶賛? 坂上忍「トランセンデンス」で吹き替えに挑戦
ジョニー・デップ主演、クリストファー・ノーランが製作総指揮を務めるSF大作「トランセンデンス」の
日本語吹き替え版完成披露試写会が6月17日、都内で行われ、
声優を務める俳優の坂上忍とお笑いタレントのバービーがトークイベントを繰り広げた。
反テクノロジーを掲げる過激派組織の凶弾に倒れた天才科学者ウィル(デップ)の頭脳が、
死の間際に妻のエヴリン(レベッカ・ホール)によってコンピュータにアップロードされるが、
ウィルの人工知能はネットワークを介して想定外の進化と暴走を始める。
「ダークナイト」「インセプション」など、ノーラン作品の撮影監督を務めてきたウォーリー・フィスターが初監督を務めた。
「トランセンデンス」とは“超越”を意味し、今後40年以内に起こると推測されるコンピュータが人類の知性を超える現象を指す。
来日は実現しなかったデップだが、「意識だけアップロードしてステージに駆けつけることができた」と人工音声で登場。
通訳を務めた戸田奈津子氏は、「ジョニーには何度も会っているけれど、機械で作ったとは思えない。しゃべり方も声の質も同じ」と驚いていた。
ノーランの大ファンだという坂上は、物語の鍵を握る人工知能システムを持ったスーパーコンピュータ「PINN」の吹き替えを担当し、
「構成も画作りも緻密でキャストも素晴らしい。映画を見て人間の怖さ、愚かさ、はかなさ、愛おしさみたいなものを考えさせられた」と絶賛。
(人工音声の)デップは、坂上の起用理由を「忍は最高。“PINN”だけにピンと来た」と説明したが、
坂上は「お芝居はうまいけど、ギャグのセンスはないみたいですね」といつもの毒舌で一蹴した。
“美人を超越した美人”として登場したバービーは、「SFだけど夫婦の愛を感じてキュンキュン。ジョニーにフォーリンラブしちゃった」とノリノリ。
するとコンピュータ上のデップも、「チャーミングなバービーに会えてうれしい。私もフォーリンラブ」と相思相愛だった。
「トランセンデンス」は6月28日から全国公開(一部劇場で27日に先行公開)。