09/11/23 01:44:05 X2TTA2sR0
(とんとんとんとん、と廊下を規則正しく歩く音がする。
ここは京都の一角にある、広い木造住宅だ。
代々陰陽師をしている安倍家の家で、広大な屋敷の中に住んでいた。
その足音は、86代目当主となる予定の信晴。
久々に鬼を退治してくれとの依頼を受けたものの、対処法に迷って頭を悩ませていた。
しかし、その鬼―パーセは、味方にすることができれば力強いと判断し、
結局は配下に入れようと、模索しているところだった。
今は、自分の部屋に印を結び、自由を利かないようにしている)
さて……。
(ガラッ、と障子を開け、自分の部屋に入った。
その手には、和紙と墨、硯がある。
ちらりと、パーセの様子を見て)
……ご機嫌いかがですか?
【なんか書き出し長ったらしくなってしまいましたが、よろしくお願いします】
【夢枕獏の陰陽師が好きなんですよw】