09/10/11 04:02:22 i9VYhV5G0
>>178
昔から互いの親の仲が良いそらの家としずくの家。
家が隣同士で、なにかと付き合いが深い。
しずくの両親がしずくを連れて帰った後は、ひとり布団の中。
さっきまで隣で怖がったりはしゃいだりしていたしずくのことを考えていて。
(…あいつ、ひとりで寝れんのかなぁ。泊っていけば良かったのに)
小学2年までは同じ布団で寝ることもあったし。と思う。
兄妹みたいなものだ。どっちが兄か姉かは分からないのだけど。かけっこではずっと勝てない。
(でも、ふたりで風の音聞いてると、ワクワクしたな)
いつしか風の音がさらに激しさを増していて、ガタガタと雨戸が揺れている。
鎮守の杜の方角からは、ゴウゴウと木々が揺れる音が響いてくる。
そんな音を聞きながらも、やがて眠気には勝てずに瞼が重くなってきた頃、
毎朝、寝坊して遅れる自分を迎えに来てくれたり、待っていてくれるしずくの姿が、ふと思い浮かぶ。
──もし、明日の朝、まだ雨や風が強かったら。
(…俺が、先に…迎えに行かなきゃ…)
眠りに落ちる寸前に、少年はそんなふうに思った。
…そして、しずくの話>>178へ。
こんな感じかなぁ…しずく^^
(隣に滑り込んだあと、しずくの寝顔を見ながら考えていた物語をしずくの夢に送って…眠りにつく)